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あれから1週間。
今日はいよいよ、テレビの収録。
即ち、スイーツコレクション本番の日ということ。
スイ「応援とはいえ、俺も緊張するなあ」
ときたか「椿くんは、もっと緊張してますよ」
『私だったら吐いてる』
スタジオで、本番が始まるのを待つ。
ぐれはアシスタントで椿くんと一緒に登場する予定だから、ここには居ない。
周りには何だか偉そうな審査員と、沢山のメディアの人がいて。
こっちまでソワソワとしてくるわ。
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司会者「それでは張り切って参りましょう。魅惑のスイーツコレクション!」
司会のタイトルコールと共に、番組がスタートした。
司会者「まず最初のお店は“鹿楓堂”です。パティシエは中尾椿さん!」
スポットライトを浴びた2人が登場する。
スイ「やっぱり、俺がアシスタントやれば良かったかなぁ」
『え"っ、お菓子爆発したら困るよ』
ときたか「Aさんの言う通りです。フォローはぐれくんに任せましょう」
初めてのテレビ出演で放送事故はさすがにキツいよ、スイ。
ある意味、印象には残ると思うけど。
司会者「そして、対戦するのは“イーストサイドグランデ”洋菓子会の若き新星にして鬼才。角崎英介さん!」
来た、角崎英介。
歩き方から滲み出る自信たっぷりのオーラ。
あーゆー所、昔からほんっとに変わらない。
「「「「えーーっ!」」」」
そう言えば、仲介人て嘘つかれてたんだっけ。と皆の驚いた顔で思い出す。
英介「やっほー!」
私達に向かって笑顔で手を振る彼。
何がやっほーだ。
こちとら、何故か一緒に騙した共犯者みたいな心情で勝手に気まずいんだよ。
英介「お手柔らかにお願いしまーす」
ニヤニヤしながらのそのセリフ、腹立つわ。
椿くんも、何やら動揺してしまってるようで。
やっぱり、先に伝えとくべきだったかな。
今更後悔した所で、もう遅いんだけど。
司会者「テーマは“苺を使った思い出の一品”。それではスタートです!」
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しゃち(プロフ) - みたらしさん» 初めまして!コメントありがとうございます(*^^*)ドラマすごく良かったですよね〜最終回迎えてロス気味です、、応援ありがとうございます!!これからも楽しんできて頂けると嬉しいです(≧▽≦) (2022年4月8日 15時) (レス) id: 94abb641fa (このIDを非表示/違反報告)
みたらし - 私もドラマを見てハマりました!更新頑張って下さい! (2022年4月7日 9時) (レス) id: 122f030fb9 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(ゆのん)(プロフ) - こんばんは。しゃちさんからの友達申請ありがとうございます!申請許可したので、仲良く出来たら嬉しいです!よろしくお願いします! (2022年2月11日 17時) (携帯から) (レス) id: 7d58386e1a (このIDを非表示/違反報告)
しゃち(プロフ) - 雪音(ゆのん)さん» そうなんですね、ありがとうございます!申請してみます! (2022年2月10日 18時) (レス) id: 3c2bff670d (このIDを非表示/違反報告)
雪音(ゆのん)(プロフ) - 私の方からもう一度メッセージを送ってみるので通知が来たら申請の許可をお願いします。 (2022年2月10日 18時) (携帯から) (レス) id: 7d58386e1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃち | 作成日時:2022年2月1日 0時