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『あの、これうちのパティシエからです』
お客さん二人に、さっきのスイートポテトを出す。
『出来たてで、温かくて凄く美味しいですよ！』
スイ「お店からのサービスです。お嫌いでなければどうぞ」
「じゃあ、頂きます…」
二人共、スイートポテトをゆっくりと口に運んだ。
椿くんも後ろの窓から顔を覗かせて、心配そうに見つめている。
・
「…歳を重ねると、色んなものとお別れする事が多くなるんだよね。まぁ長く生きてる上でしょうがない事なんだけど、やっぱり寂しいね」
そう言えばさっき、このお客さん奥さんが亡くなったってスイと話してたっけ。
当たり前だった日常が当たり前じゃなくなるって、どんなに辛いことか私は分かる。
「でも一緒に過ごした時間、一緒にいた時間が幸福だったって思いたい」
…そっか。
きっと奥さんは最後まで幸せだったんだ。
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『お姉ちゃんなんか大っ嫌い！いなくなっちゃえばいいのに』
「A、待って…っ！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ときたか「…Aさん？」
『ん、どうしたの？』
ときたか「これ、どうぞ」
目の前に差し出されたティッシュに、意味が分からなかった。
スイ「Aも、涙脆いんだね…」
『え、っ？』
ときくんの奥で目を潤ませてるスイと目が合って。
あぁ、そっか。私泣いてんのか。
『…ときくん、ありがと』
ぐれ「こーゆーの弱いんだ、意外〜」
『ぁ、うん。そうかも…はは』
本当は涙脆くなんてないけど、こーゆー話だけは別。
無理やり笑って誤魔化したけど、嘘って皆にバレていないかな。
『っ、お二人共またいらっしゃって下さい』
「お姉さん、ありがと！」
「また、来ます」
この時は自分のことでいっぱいで、ときくんが寂しそうな顔をしてたなんて気が付かなかった。
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しゃち(プロフ) - みたらしさん» 初めまして！コメントありがとうございます(*^^*)ドラマすごく良かったですよね〜最終回迎えてロス気味です、、応援ありがとうございます！！これからも楽しんできて頂けると嬉しいです(≧▽≦) (2022年4月8日 15時) (
レス) id: 94abb641fa (このIDを非表示/違反報告)
みたらし - 私もドラマを見てハマりました！更新頑張って下さい！ (2022年4月7日 9時) (レス) id: 122f030fb9 (このIDを非表示/違反報告)
雪音（ゆのん）(プロフ) - こんばんは。しゃちさんからの友達申請ありがとうございます！申請許可したので、仲良く出来たら嬉しいです！よろしくお願いします！ (2022年2月11日 17時) (携帯から) (レス) id: 7d58386e1a (このIDを非表示/違反報告)
しゃち(プロフ) - 雪音（ゆのん）さん» そうなんですね、ありがとうございます！申請してみます！ (2022年2月10日 18時) (レス) id: 3c2bff670d (このIDを非表示/違反報告)
雪音（ゆのん）(プロフ) - 私の方からもう一度メッセージを送ってみるので通知が来たら申請の許可をお願いします。 (2022年2月10日 18時) (携帯から) (レス) id: 7d58386e1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃち | 作成日時：2022年2月1日 0時
