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椿「はぁ、終わった〜!」
スイ「本当にお疲れ様」
楽屋で椿くんとぐれが着替えた後、揃って皆で帰る。
ぐれ「さぁ、俺の背中に乗って!」
椿「やだよ」
スイ「じゃあ俺の背中に乗る?」
椿「そーゆー問題じゃない」
『じゃあ私が乗ろうかな〜』
「え〜、Aは俺の背中じゃないの?」
ゲッ、と思わず口から出た言葉。
英介「そんな嫌がらなくても良いのに」
『うるさい、嫌に決まってんでしょ』
神出鬼没とは、まさにこの事だ。
私の苦手な第1位のこの男。
てか、待ち伏せとか趣味悪っ。
スイ「えっ、A知り合い…?」
『あ、そうだごめん忘れてた』
普通に話してたけど、まだ皆に言ってないんだったわ。
英介「俺たち、元同期なんだよね〜」
ぐれ「えっ、そうなの!?」
『はい、そーゆーことです…』
自然と肩を組まれたその腕を、逃げるように振り払う。
ときたか「そう言えば、Aさんの前の職場ってホテルでしたよね?」
スイ「俺、履歴書見たのに全然気が付かなかった…」
椿「それ絶対ちゃんと見てないでしょ!」
スイ「いやだって、採用ほぼ確定だったから別に良いかなって」
おい、私の頑張って書いた履歴書なんだと思ってるんだ。
英介「そんな事より、サプライズびっくりした?Aも協力してくれてさ、助かったよ」
『は?口止めされてただけでしょ。協力なんて人聞きの悪い』
私はただ純粋に、椿くんの作るお菓子が広まって欲しいと思って黙っていただけ。
でも、コイツに乗るのは良くなかったかもと後悔。
英介「まぁ、また改めてお店にお邪魔しますね!」
それじゃ!と嵐のように去っていった彼。
一体、何がしたかったのか本心はやっぱり分からない。
英介「あ、そうそう!」
途中、振り返ってスイに何か言っている様だった。
英介「たまには連絡してあげて下さいね?弟さん」
でもそれは、スイ以外の耳には届かなかった。
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しゃち(プロフ) - みたらしさん» 初めまして!コメントありがとうございます(*^^*)ドラマすごく良かったですよね〜最終回迎えてロス気味です、、応援ありがとうございます!!これからも楽しんできて頂けると嬉しいです(≧▽≦) (2022年4月8日 15時) (レス) id: 94abb641fa (このIDを非表示/違反報告)
みたらし - 私もドラマを見てハマりました!更新頑張って下さい! (2022年4月7日 9時) (レス) id: 122f030fb9 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(ゆのん)(プロフ) - こんばんは。しゃちさんからの友達申請ありがとうございます!申請許可したので、仲良く出来たら嬉しいです!よろしくお願いします! (2022年2月11日 17時) (携帯から) (レス) id: 7d58386e1a (このIDを非表示/違反報告)
しゃち(プロフ) - 雪音(ゆのん)さん» そうなんですね、ありがとうございます!申請してみます! (2022年2月10日 18時) (レス) id: 3c2bff670d (このIDを非表示/違反報告)
雪音(ゆのん)(プロフ) - 私の方からもう一度メッセージを送ってみるので通知が来たら申請の許可をお願いします。 (2022年2月10日 18時) (携帯から) (レス) id: 7d58386e1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃち | 作成日時:2022年2月1日 0時