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あっという間に平らげた私は、お会計を済ませ
食後の甘いものを求めて、また歩き出した。
ふと、ケーキ屋さんの前で立ち止まる。
毎年、誕生日は必ずケーキを食べてたっけ。
一人暮らししてから初めての誕生日だけど、せっかくだし買っていこうかな。
『すみません、このケーキ1つ下さい』
「はーい。後は宜しいですか？」
そっか、皆もいるじゃん。
でもな、忘れてるみたいだしな。
それに私は今、追い出されたことを拗ねてるんだ。
あの子達の事なんて知らない！
『それで大丈夫です』
私の言葉に頷き、店員さんは箱に閉まっていく。
＿＿＿＿＿＿＿
「ケーキや！美味そう！」
「え、俺らのもあるん！？」
「A、ほんまありがとう！」
＿＿＿＿＿＿＿
『っ、すいません！やっぱこれもう1つ！』
皆の嬉しそうな顔を想像して、買わずにはいられなかった。
智くんとか、甘いもの大好きだもん。
あーもう、誕生日なんていいや。
このケーキを皆で仲良く食べられれば、それだけで十分幸せだ。
「ありがとうございました」
『また来ます！』
私は笑顔で店員さんにそう告げ、家に向かった。
・
『ただいま〜』
家に入ると、私の声を聞いたのか
のんちゃんが歩いて来た。
望「おかえり！A、こっち来て！」
『え、なになに』
望「ええから、はよ！」
ズボンを引っ張られて向かった先には、朝入るなと言われた部屋。
『え、私ここ入るなって言われてるけど』
望「A、目ぇつむって？」
『目？うん、分かった…』
何がなんだか分からなくて、とりあえずのんちゃんの指示に従う。
だって、なんか凄いキラキラした目で見るから。
暫くして、扉が開いた気配がした。
望「A、目開けてええで！」
『う、うん。開けるね…』
言われた通り目を開くと、
「「「A、誕生日おめでとう！」」」
パンッというクラッカーの音と共に、皆の声が聞こえた。
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雪音（ゆのん）(プロフ) - こんばんは！はい、先月誕生日だったのですごく嬉しかったです♪あんな風にお祝いされたら泣いちゃいそうです(≧∇≦)はい！今後のお話も楽しみにしてます！ (2021年10月27日 18時) (携帯から) (
レス) id: 7d58386e1a (このIDを非表示/違反報告)
しゃち(プロフ) - 雪音（ゆのん）さん» 雪音さん、ありがとうございます！最近誕生日と言ってたので、先にそっちを書かせて頂きました〜これからも楽しみにしてて下さい^^* (2021年10月26日 20時) (レス) id: 94abb641fa (このIDを非表示/違反報告)
雪音（ゆのん）(プロフ) - しかも、キリのいいページで移行ですか！今後のお話も気になるな♪
もう一つのリクエストの方も楽しみにしてます！頑張ってください！応援してます！ (2021年10月26日 17時) (携帯から) (レス) id: 7d58386e1a (このIDを非表示/違反報告)
雪音（ゆのん）(プロフ) - こんばんは！２つリクエストしてたうちの一つ読ませていただきました。こんな風にお祝いされたら嬉しいし、キュンキュンしちゃいますね(*^o^*) (2021年10月26日 17時) (携帯から) (レス) id: 7d58386e1a (このIDを非表示/違反報告)
雪音（ゆのん）(プロフ) - こんばんは！流星の胸キュン読みました！ダメッス!!流星も胸キュン過ぎてキュン死にしました(笑)私が一番こん中で胸キュンしたのはギリ横でキスした流星でした(≧∇≦) (2021年10月22日 18時) (携帯から) (レス) id: 7d58386e1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃち | 作成日時：2021年9月15日 1時
