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聞いてみると、ニノはやっぱり俺より年上で、しかも基本的に保健室に居るらしかった。
本人曰く、「か弱いから」保健室にいて寝てることが多いらしく。
確かに、ニノは毎日保健室の一番奥のベッドに陣取っていて、あまつ、そこでゲームしてたりするけど、先生はそれを咎めたりすることは一切なくて。
俺は元気印な奴だったから、病気のことは全く知識はなかったけれど、なんとなく、なにかあるのかな、って感じた。
でもニノはそのことについて話さなかったし、保健室の住人だっていうだけで、別段具合が悪い様子もなかったから特に問いかけたりすることもなかった。
ただ、二度目ましてのあの日から、
俺は時間を見つけるとたびたび保健室を訪れた。
「またきたの？」なんて言うけど、俺を見たときに一瞬見せてくれる笑顔はすごく嬉しそうで、もちろん、すごく可愛くて。
実はニノは可愛い外見に似合わず、めっちゃ口が悪かったけど(本人自覚ありってところが尚たち悪い)、その、時折見せる笑顔をみるために、日に何度も会いに行くようになった。
.
「やっほー、ニノ♪」
「相葉サンまたきたの？」
「またきたのか、アンタ」
そういう、
ニノはやっぱり一瞬嬉しそうで、
先生は呆れ顔で。
「うん、来た」
そして、いつものようにニノの隣に座る。先生はまたどこかへ出掛けていって、ニノとふたり。
「さっきね、」
なんでもないことをただつらつらと話す俺。
それをなんでもないことのように聞くニノ。
俺が面白可笑しく話すと、ニノが笑う。
なんだかそれがとても嬉しい。
.
「ね、相葉サンはさ、どうしてここにくるの？」
「ん？」
「なんでここにくるのかなって」
ある時口にしたその言葉。
口調は軽かったけど、それとは裏腹に、ニノの目の奥はすごく真剣で。
だからこのとき初めて、
「ニノに会いたいからだよ。ニノと喋りたいからだよ」
って。前に言えなかった理由を話した。
そしたら、耳まで赤くして「バカじゃないの」なんて毒づいてたけど、何度も会ってるうちにわかってきたニノのこと。
あからさまに毒を吐くのは、気を許した人に、とか、照れ隠しとかって知った俺。
だから、ふふふ、って笑ってニノの頭を撫でた。
「…相葉サンみたいな奴、初めてだよ…」
小さく呟いたニノは小さい子にやるように頭を撫でる俺の手を受けながら、でも、また嬉しそうに笑ってくれた。
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さっちょんぬ(プロフ) - さくらさん» さくらーんらーん！お言葉いつもありがとうー！最後はすこーし、寂しい展開だったのもあってどっと書いてどっと更新してしまったよ。リクエスト頭の中でやっぱり野球してるんだけど！この子たち（笑）番外編も宜しくー！（笑） (2016年12月17日 8時) (
レス) id: b8e2dfbdaa (このIDを非表示/違反報告)
さっちょんぬ(プロフ) - ともさん» ともさーん♪お言葉、ありがとうございますー！いろいろ、飛ばしましたが（笑）ふたりはまた、出会うことができました！最後まで見守ってくれてありがとうございました！やっぱり最後はハッピーでないと！更なるハッピーは番外編でお届け致します♪よかったら！ (2016年12月17日 8時) (レス) id: b8e2dfbdaa (このIDを非表示/違反報告)
さっちょんぬ(プロフ) - @aaaさん» ありがとうございます(OvO)ゆったりまったり、ですが、宜しくお願いします♪ (2016年12月17日 8時) (レス) id: b8e2dfbdaa (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 完結お疲れさまでした♪最後一気に読んだから寂しかった…！にのちゃんの生きる希望になった相葉さん。ただ信じて待ってるのが、何かもう胸が苦しくて泣きそうやった。無事に再会してくれて良かったー！リクエストしたお話も待ってるね♪素敵なお話をありがとう^ ^ (2016年12月14日 23時) (レス) id: 39532f89de (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - さっちよんぬさんこんばんは♪ヤバいです。相葉ちゃんじゃないけどぉ〜涙が止まらないです(>_<)必ず再会出来る！っと思いながら読み進めていたんですがぁ…こんな素敵な再会(^-^)vドラマの様な一場面が眼に浮かびました( *´艸`) (2016年12月14日 21時) (レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さっちょんぬ
作成日時：2013年9月2日 11時
