怒る？2 ページ45
生まれた隙を突いて、ニノの真っ白な頰にキスしてやった。
長居は無用とさっと顔を離すと、さっき唇をつけたところを手で押さえるニノ。
「へっへっへ、隙あり！」
「あれ？なんか俺、お邪魔だった？」
「んーん、翔ちゃんナイスタイミング！」
笑いながら椅子に座る翔ちゃんに親指をぐっと立てて合図する。
「ナイスタイミング！じゃ、ねぇよ。」
「へへへへへ。」
「なんでそうなったの？」
「知らないですよ…。急に『ニノって怒らないよねー。』って言ってきたかと思ったらコレですよ。」
「なんかしたくなったんだよね。」
「バカなの？」
って。
ゲームを再開したニノにバッサリ言われてしまった。
だって……。
なーんか、横顔見てたらしたくなったんだもーん。
と、
「うん、いや、まぁ…確かに、バカなの？なんだけど、さ。」
「ん？」
ニノと一緒に翔ちゃんを見やる。
「いや本当に怒らないよね、ニノ。」
そんな翔ちゃんの一言に、チラリと俺を見たニノ。
「コノヒトのやることに驚いたり怒ったりなんてのは随分前からなくなりましたね。
ほっぺにちゅーくらい、可愛いもんでしょ。」
って。
ニノの言葉に大笑いしてる翔ちゃん。
だけど俺はちょっと、かっちーん。
今度はニノも驚くようなこと、仕掛けてやろうっと。
ひとりでニマニマしてたら、「余計なことすんなよ。」って釘刺されマシタ。
end.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 389人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さっちょんぬ(プロフ) - みーこさん» →そういうのは難しいのか…。わたしには想像もできない世界ですが、ラブアンドピースがいちばん！みーこさん、お言葉、ありがとうございます！感動…なお話！？（笑）ゆるく、よろしくお願いしまーす(*'▽'*) (2018年1月11日 3時) (
レス) id: f21edf09fb (このIDを非表示/違反報告)
さっちょんぬ(プロフ) - みーこさん» そう考えると神秘といいますか、本当に不思議ですよね。こーゆーことにみんなが気づいて耳を傾けたら、争いもなく幸せな世界になるのかな…。争うんじゃなくて、もっと平和なやり方で歩み寄れるはずと思っちゃうんですけどね。規模が大きいと→ (2018年1月11日 3時) (レス) id: f21edf09fb (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - 待ってます。 (2018年1月8日 12時) (レス) id: 84fdbed2f6 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - 実は子供は魂が行き場所を自分で選択する、と渡米中に言ってたアメリカ人が居ましたね。あからさまに恵まれない悲劇や不遇の人生を歩む人々がなぜ出てくるのか、は私には判りませんが、ひょっとして、生前の行いとかが影響して来るのかなと思います。今年も沢山の感動 (2018年1月8日 12時) (レス) id: 84fdbed2f6 (このIDを非表示/違反報告)
さっちょんぬ(プロフ) - さくらさん» さくらんらん！お返事するのすっかり忘れたうっかり者をゆるしてー！無効になっちゃうやつね！わたしもよくやる！ありがとうー！！ふわっもした空気のお話がね、書きたくなったんだろうね…←時間経ってしまったからよく覚えてない（笑） (2017年12月29日 13時) (レス) id: f21edf09fb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さっちょんぬ
作成日時：2016年10月22日 17時
