その血の運命 (ページ14)

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ホグワーツページ14

汽車を降りるとハリーたちを見つけ合流した。

ロ「ジャック大丈夫？あいつになんか言わたんじゃない？」

『はは、特になにも？あの子そんなに悪い子じゃないよほら、ちょっと言い方がストレートなだけさ。慣れだよ慣れ。』

ロ「慣れって、まだ会って数時間だ！」

『これから慣れろって話さもっとひどい奴なんて山ほどいるよ』

ロンはそれでも納得がいかないらしくブスくれていたが、ジャックはそれが面白くてクスクス笑っていた。

「イッチ年生はこっち！イッチ年生はこっちだ！」

大男が声高らかに誘導しているのを新鮮な気持ちで眺めていると

ハ「ハグリッド！」

とハリーが嬉しそうに声を上げた。

『ハリー知り合いかい？』

ハ「うん、僕を迎えにきてくれたんだ」

『そうか、いい人そうでよかったよ』

ジャックは大男もといハグリッドが野蛮な人でなく良い人なことに安堵した。心の中で少し見た目から偏見を持ってしまったことを恥じる。

船に4人で乗り込むと壮観なホグワーツ校舎が見えてきた。

『わ、これは凄いな』

今までの人生で見た何よりも美しいとジャックが感嘆していると

ハ「すごく綺麗だね！」

とハリーが微笑みかけてくれた。

『あぁ、今まで見た何よりもすごく、すごく綺麗、！』

ジャックは満面の笑みでハリーに返事した。
心の底から感動したのは生まれて初めてだった。

するとハリーはじっとジャックを見つめて口を開いた

ハ「ジャックの髪、月ですごくキラキラしててきれいだねぼく、その色好きだな」

ジャックは予想もしなかった言葉に目を見開いた。

『え、？！この髪が？
きゅ、急にどうしたんだハリー、！』

ハ「あ、その気に障ったらごめんよ」

『あ、いやそう言うのじゃないんだ、そんなに
素直に褒められたのは初めてで、あ〜ありが、とう』

ジャックはそっぽを向いてしまった。

ハリーは今まで毅然として大人びたジャックを見ていたため、思わぬ反応に驚きつつ

ハ「(あ、耳が赤い)」

と思いの外冷静であった。

ジャックは自身の髪をひとなでして、

『自分の髪嫌いなんだけど少し好きになれたよ。
ありがとハリー』

と今度はしっかり顔を見てお礼を述べた。

ハ「ふふ、ジャックそのくらいラフな話し方の方が良いよ」

『そ、そうか？意識してるつもりはないんだが、、、』

ロ「君話し方のせいでかなり胡散臭い感じが出てるよ」

『え〜心外だなぁ』