その血の運命 (ページ13)

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ジャックはマルフォイに近づきながら肩に手を置き耳元で

『そんなに女の子の着替えが見たいならどうぞ♡』
と少し甘い声で揶揄った。

するとマルフォイは半歩下がって頬が少し赤くなっていた。

マ「は、ジャック、君、女子なのか？」
と蚊の鳴くような声でつぶやいた。

ジャックはポカンとしたあと、声を出して笑い出した。

『あはは！まじかマルフォイくん！いや勘違いされることもあるが、気づいてなかったとは！』

ジャックはツボに入ったのか肩を振るわせながらマルフォイの背をバシバシと叩いた。

マルフォイくんは顔を真っ赤にして「もういい！」と足早に戻って行った。

ロ「というか君女の子だったの？」

『おや、気づかなかったのかい？悲しいな〜』
とシクシクとわざとらしくやってみせた。

すると隣からハリーが
「ごめん僕も気が付かなかったよ、、、」
とどこか青ざめた顔で言うから余計に笑ってしまった。

ハー「あなたたち何をやっていたの？」
とまた見たことのある顔が来た。

着替える場所がないとジャックが伝えるとグレンジャーのコーパメントに連れていってくれた。

ハー「あなた女の子だったのね、その、背が高めだし、口調が紳士だったから男の子だと思っちゃったわ」

『ふふよくあることだからいいさ。孤児院だとね男の子のふりしてた方が何かと都合がいいんだよ』

ハー「そうなのね、、」

グレンジャーと少し話したが悪い子ではなかった、少し真っ直ぐすぎるだけだ。

そうこうしているとホグワーツについたようだ。
制服はスカートだし、これで間違われることも無くなるだろうとジャックは愉快な心地のまま汽車から降りた。