その血の運命 (ページ12)

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『ジャック・オリバンダーだよ。よろしくねグレンジャーくん』
とにこやかに返した。
するとグレンジャーは何を思ったのか

ハー「まぁ、あなたの髪色変わってるわね」と言ってきた。

実際隠すつもりはないがジャックはいつもショートヘアに帽子をかぶっているためほとんど髪色について言われることは少なかった。
しかしやはり女の子と言ったところだろう。

ジャックは少し眉をピクリと動かしたが
『どうもね』とだけ返した。

グレンジャーは気にすることもなく
「あなたたちはどこの寮に入る？私はグリフィンドールがいいわ、レイブンクローもいいわね」と違う話をしたかと思うと足早に違うコーパメントに探しに行った。

ロ「どこでも良いけどアイツと違うところがいいな」

『こらこら、でもその場合私はレイブンクローかスリザリンがいいから、ロンと一緒になるか私と一緒になるかだね。確率的に。』

ロ「君スリザリンがいいだって？!やめとけよ！」

ハ「？スリザリンって？」

そこから寮の説明と入りたいところの話になったが、ハリーはどこも自信がないらしい。きっと優しい子だからハッフルパフなんじゃないかとジャックは思った。

ジャックは自分にはレイブンクローが1番あっていると思ったが、狡猾さや、手段といった点ではスリザリンも当てはまっていると考えた。

三人で話しているとコーパメントにいつぞやの坊ちゃんマルフォイくんと腰巾着らしき子二人組が入ってきた。
ジャックは目ぶかに帽子を被った。高圧的な登場からなんとなくめんどくさくなりそうだと思ったのだ。

マ「ここにハリーポッターっがいるって本当かい？」

ハ「あぁ、僕だよ」

マ「僕はドラコ・マルフォイこっちはクラッブとゴイルだ。」
すると何故かロンがマルフォイの名を笑った。
マルフォイくんは目ざとく突っ掛かり、
なんだか雰囲気は良くない。

ハリーも高圧的な態度がお気に召さなかったのかお友達交渉は決裂のようだ。
ジャックは迫ったらしいコーパメントはごめんだと思い、早く出て行けと目を向けた。

マ「おや、なんだジャックじゃないか。気が付かなかったよどうしてこんな奴らとつるんでるんだい？僕たちのコーパメントに来いよ」

ジャックはまた面倒なことをと思った

『やぁマルフォイくんこの間ぶりだね
そうだな、行きたいのは山々だが、わたしこれから着替えようと思ってたからな〜』