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自分が安全で、彼らとギリかかわりのある場所。
そう考えたときに1番に思い付いたのはメイドの仕事。
運がいいことに私がNakamu様と婚約するのは１年後の話。
そのうえ、私にはそれなりの地位がある。資金だけで言うのであれば、５大貴族よりも金持ちである。
ただ誰のメイドになるか。
それが問題だ。
Nakamu様だけは絶対に嫌だ。
私が婚約し、殺されたのは”彼”なのだから。
どうせなら、１番かかわりのなかった人にしようかな。
そうなると、きんとき様とシャーくん様だ。
この２人かぁ…
いやではないが、５大貴族の中で１番人気な２人であるからに、危険が増える。
まぁ、選ぶならきんとき様だろう。シャークん様は変な話しか聞かないし。
そうと決まれば、行動。
早速お父様に頼みに行く。
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頼みに行くと、軽く承諾してくれた。
流石、親ばかなだけある。
お父様によると、メイドの話は前からきていたらしく、１週間後ぐらいから移動するらしい。
お父様が泣きながら、「行ってらっしゃい」という顔が容易に浮かぶ。
まぁ、私もどうせなら行きたくないけどね…
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一週間後
「グスッ、グスン…僕の可愛いAちゃん、何かあったらすぐに帰ってくるんだよ。何らいつでもいいからね。…グス、いってらっしゃぁあいいい！！！」
案の定すごい格好で泣くお父様。
まぁ頑張ってきますよ。
――――――――――――――――――――――
これから始まる、Aの物語
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作者名：鬼婆 | 作成日時：2023年7月1日 20時
