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「ショッピの学年にもクラス増えてた？」
どうせショッピから話始めることはないと
知っていた私は今日の事を聞いた。
今日私の学年で起こったことを。
「いや増えてへんけど…
てかクラスが増えるって何？」
なに言ってんだコイツという目を向けてくるショッピ。
やめてよ。いたい(心が)
「違う。私の頭が狂ったわけじゃない」
「自覚あったんや」
「ねえちょそれどういう意味。」
「さぁ？」と肩をすくめるショッピ。
そこで話がずれはじめていると気づき
今日の事を話した。
「いや…ね？
私の学年にクラス一つ増えててさ…」
「は？え、どういうこと。」
その反応が普通だよね！？とどこか安心した。
やっぱ、猿山がおかしいんじゃん！
「いやいや知らん知らん
先生もそのクラスの人も何も教えてくれなかったんだよ。
なんかおかしいでしょ？」
裏がありそうだよね。
「それはそう。」
ショッピはそのあとしばらく黙ったのち
なぜか「あぁ」と何か合点が言ったような顔をして
「マジで？」とつぶやいた。
ありえんやろ、という声が聞こえそうである。
「え、なんかわかったの！？」
「いや…なんか…
先輩が変な筆箱使ってたこと思い出して
あれ鮭だわって気がついたんやけど
え…うわ、鮭の筆箱？ってなっただけ」
「え、なんの話？」
「え？」
「え？」
え？
【速報：弟、話を聞いていなかった】
「まぁ別にそれはどうでもいいか…」
「鮭の筆箱はどうでもいいよ」とぼそりとつぶやいた私の言葉を聞いてか聞かずか
ショッピは言った。
「姉さん、もしかしたらしばらく学校休んだ方が…
いや、姉さんなら大丈夫か。
ゴリラやし」
「ねえちょっと待って。
最後の言葉インパクト強すぎ。
誰がなんだって？」
「もしかして難聴っすか？」
ショッピはこういったぞ。「もしかして難聴っすか？(笑)」
マジで…
ちょ、マジでさぁ！(言葉にならない)
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作者名：ナギサ | 作成日時：2024年3月6日 22時
