銀河の主役は我々だ！【d!】 (ページ7)

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異変が起きた。

器のニュースから数日後。

学校で。

HRの中ある生徒が聞いた。

「らっだぁ先生、〝クラスが増えてます〟」

猿山らだ男は時として

らっだぁ先生と親しみを込めてよばれる。

しかし今はそんなことよりも

発言の内容の方が大事だった。

「あーわかる。
俺も思った」

いやいや…俺も思った、じゃないでしょ。

一クラスというのだから
それはなかなかの量だ。

誰もが思った。

なぜそんなに軽いんだ？

「え、なんで急に…。
それになんかあのクラスの人たち暗くない？」

「わかる」

そんな会話がかわぎりかのように

ざわつき始めた教室。

いつの間にかHRは終わっていた。

勿論私だって疑問だ。

ふつう何の前触れなしにクラスが増えるだろうか？

それに先生はみんなの質問を誤魔化していただけだったし…。

結局みんな、それについてわからずじまいだった。

後から知ったけれど
誰かがそのクラスの人になぜか聞いたらしい。

聞かれた人はおびえた目つきをしただけで

何も答えてくれなかったそうだが。

全員もやもやとした気持ちでその日の授業を終え

はやくも下校時間。

通学路を
Aはショッピとのろのろ歩いていた。