・ ページ6
「は〜い。とりまみんなもう知ってると思うけど器の話すっぞ〜」
月曜日。
学校。
あぁ嫌だなぁ
勉強したくないなぁ
宿題やってないなぁ
そう思いながら登校した学校。
しかも学校についたら
朝一番から異星人に関する話で気分は駄々下がりだ。
そりゃそうだろう。
急に地球を支配した異星人に好感を持っている人間なんてそうそういない。
そんな話ちゃんと聞く必要もない。
お茶飲も。
朝から水分をとっていなくてカラカラだ。
先生の話の途中で失礼かもしれないが
意外とみんなやってることだし
いいでしょ。
「ニュースで見たと思うんだけど
器は人間の可能性が高いらしいのよ。」
おん。知ってるよ？
「そんで政府は器の可能性が高いと判断された人から
異星人のもとへ連行するらしくて
お前ら…それまで人生謳歌しような。
安心しろよ。俺も連行される可能性あるから。」
ブーーーーッ
「……………………」
「…ごめん田中」
先生の話を聞いて
驚き
盛大に吹き出したお茶は
見事、前の席の田中に直撃した。
すまん田中(反省ゼロ)
そして先生も「田ww中wwwおまw大丈夫？w」は失礼だと思うな。
↑諸悪の根源
ってか私その話知らないよ？先生。
そんな先生はンン゛ッと咳ばらいをし
気を取り直したように言った。
「田中、あとで鈴木にちゃんとクリーニング代請求しなよ。
先生お金出さないから。
それと鈴木〜、先生の話の途中に飲んじゃダメだろ」
あ、どうも鈴木です。
いや、それよりも言い訳を考えなくては…。
「…こ、この前田中もやっていました！」
「田中ぁ〜？」
「なんで…おれ…俺被害者なのに…(泣)」
すまん田中。
流石に良心が少し痛んだので
私は声を上げた。
「そういや�牘郢貝畧萓検∋篏病衙困譴泙靴拭�
「別の犯行でてきたんだけど」
「──ってことがあったんですよ。�爛┘澆気鶚瓠�」
「それは…なんというか不憫ですね田中君。
あと私仮にもせんせ」
「エミさん！」
にっこにこで言えば
ちょっと照れたように
「まぁエミさんでもいいんですけどね」
というエーミール先生。
「いいんかい」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 90人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナギサ | 作成日時：2024年3月6日 22時
