銀河の主役は我々だ！【d!】 (ページ5)

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夕方くらいだろうか。

ショッピは友達とお昼くらいから出かけに行き
母さんは買い物へ行っている。

家には私とピコだけ。

ぼっちだとか言ったやつは
特大ブーメランだから気を付けた方がいい(大号泣)

私はピコを抱え
スマホを眺めてた。

ブルーライトが目にまぶしい。

器の手がかり発見!器が人間とは…。

ヤ〇ーニュースでそんなのが流れていた。

器、と聞いて今朝の事を思い出した。

謎の本に書かれていた器。

母さんが言っていた通りやっぱり関係あるのかもしれない。

いや

…関係しかなくないか？

異星人とか書いてあったし

器を探しに来るっていうことも当てはまっている。

じゃあ
〝我々は見つかってはいけない〟ってどういうことだ？

我々が人間全般を指しているならもう遅いし…。

というか
まずまず見た目的にも

描かれていた内容的にも

あれはずっと昔にかかれていたっぽい。

なんでそんな昔に…。

ピコが小さく「にゃぁ」と声を上げ
すり寄ってきた。

「おぅふ。可愛いね。
ごめんねスマホばっか見てて」

「にゃ」

うちの子がかわいすぎる。

スマホを投げ捨てた。

スマホの百倍こっちのほうが需要ある。

「あんときはショッピがごめんよ～。
痛かったでしょ？」

ショッピと声を出したとき一瞬威嚇するピコ。

お前めっちゃ嫌われてるぞ、ショッピ。どんまい。

「いやでもね
悪い子じゃないんだよ。ね？」

「にゃー」と一声泣いて
何かを訴えるようにこちらを見つめるピコ。

「どうした？お腹でもすいた？」

そう聞いても
違う、とでもいうようにこちらを見つめるピコ。

結局私にはピコが何を伝えようとしているのかわからなかった。