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俺、姉さん来る前にカロリーメイト食べたから飯いらんわ。
そう言って私がご飯を食べている斜め後ろで
飼い猫のピコをもふってる
わが弟…ショッピ。
ショッピ…お母さんのご飯食べてあげようよ。
母さんだって悲しい顔し……てないわ。え？
あとショッピ、そこ変われ。
ピコをもふっていいのは私だけだ。
ピコもお前の事ちょっと嫌がってるぞ。
ピコが嫌がっているのに
ショッピがなつかれようと奮闘している姿はちょっとおもろい。
「そういえばあなた、書庫で何してたの？」
あの書庫埃っぽいからお母さん苦手〜と母さんはこぼした。
「本読んでた。
でも題名消えかかってたからわかんないな」
ご飯を食べながら言った。
あ、ちょっと冷めちゃってる。
「物好きねぇ。
あそこの本、父さんの家で代々受け継いでるらしいのよ。
父さんも読んだことあるらしいの。」
「器がなんちゃらかんちゃら言ってたけど
異星人の器と何か関係あるのかしら。」と母さんがつぶやいたとき
「ふぎゃッ」という声も後方から聞こえ
驚いて振り向いた。
犯人はやっぱコイツだった。
「ピコのこと強くもふりすぎたわ」
何食わぬ顔で私の横へ座ってくるショッピ。
一方母さんは「え、ピコ！？」と驚いている。
たしかにあんな声出すなんて相当強く抱きしめたんだな。
「ピコに嫌われるのそういうところだぞ」
「なんのことだか」
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作者名：ナギサ | 作成日時：2024年3月6日 22時
