カランコエ (ページ13)

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「大吾ぉ～～」

西畑「うわっ、なんやねん」

「すき～」

西畑「はぁ？酔ってる？」

現在深夜１時。
ピンポンピンポン、とインターホンが鳴って、出てみたら顔を真っ赤にしてニヤニヤしてるAが俺に飛びついてきた。

「酔うてる～！大吾にあいたくなってなぁ、きてもうたぁ」

西畑「もー、誰と飲んでたん？」

「んー？まとくん」

西畑「まとくん？めずらし」

「ひさしぶりに飲んだらなぁ、すぐ酔うてもて、まとくんにまた襲われそうになってなぁ、にげてきたぁ」

西畑「んは、ほんままとくんやりおるなあ(笑)」

「まとくんずうっと顔ニヤけててん」

西畑「やろうなあ(笑)」

「きもちわるかったあ」

西畑「(まとくんかわいそ)そやなあ。どうする？泊まる？」

「ん、泊まる～」

西畑「風呂入りー。」

「ん！大吾もいっしょに！」

西畑「また？」

「さみしいもん……」

西畑「はいはい。」

「さっすがだいごぉ！」

酔ったAほんまめんどくさい。
でもやっぱり
世界一、宇宙一、かわいい。

一緒に風呂入っても、いつも何をするわけでもなくただただいちゃついてる。

そりゃ、もちろんそういう気分になるけど俺以外もみんな我慢してるんやし……って感じでいっつも耐えてる。

Aに手を出すのはあかん、っていう暗黙の了解的な？

「んぅ、だいごぉ」

首に巻きついてくる身に何も纏ってないA。あぁ、ほんま、おまえは。

キスだけで耐えれるのなんか時間の問題やろ。