新しい人生 (ページ29)

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久しぶりの声ページ29

石川side

イタリアリーグが始まって数日

18歳で来た時は言葉も通じずチームとコミュニケーションをとる事が辛かった。

今はイタリア語が堪能になってプレーも順調

一人暮らしで自炊もしなければならない
一緒にイタリアで生活してAの作ったご飯が食べたいとも思っていた

そう思って急に、AにTV電話したくなった

『やっほー』

石「やっほーw寝るとこだった？」

『まぁ、一応wどうしたの？急に。』

石「なんか一人暮らししててAが恋しくなって気付いたら掛けてたw」

『おもろw久しぶり顔見れて嬉しい。』

石「うん。俺も。」

『私、SNSでパドヴァの事たまに見てるんだけど、そこに写ってる祐希楽しそうで安心した』

石「楽しいよwAは？」

『うん。今が一番楽しい。』

石「なら良かった。」

『うん。ねぇ、１回バレーやって見たい。』

石「いいよ。教えるからいつかやろう。」

『ありがとう。約束。明日も仕事だから切るね。バイバイ』

石「うん。約束。バイバイ。」

Aはやっぱり忙しいんだな。
寝る前だったから疲れてそうだった。

せめて日本に残っていたらそばでAを支えることが出来るのに、付き合って早々それが出来なくて申し訳ない

でも、AはWCの時も今も常に応援して背中を押してくれた

だからその期待を裏切ることは出来ない
今はパドヴァでスタメンで結果を出すこと

A、もう少し待ってて