人気な彼 ページ32
昨日は、祐希と3ヶ月振りに会って心が弾けるぐらい嬉しかった。
ちゃんとしたデートはこれが初めて。
手を繋いで歩くことだって出来た。
ふたりで街を歩いていると祐希がイタリア人から声を掛けられる事が多く、人気者なんだと思った。
今日は初めてイタリアリーグを観戦する。
周りはイタリア人ばっかで日本人は私だけ。
ややイタリア人から視線が向けられる。
選手がコートに出てくると私はすぐに祐希を見つけた。向こうも気付いて目が合い、私に向かってグーサインをした。私もグーサインで返す。
試合が始まると祐希コールだらけ。
私も負けじと応援する。
『祐希ー!頑張れー。Bic Shotー!』
3ー0でパドヴァは勝利した。
試合後裏に来てと言われ、人が引けた頃に行こうとした時、コートには選手とファンが触れ合っている光景を目の当たりにした。
祐希も笑顔でファンサをしている。
日本ではこんなことが無いため、祐希の彼女として益々自信がなくなる。
私はファンサを終わってから裏に向かった。
目の前には祐希のチームが居た。
『おめでとう。』
石「ありがとう。みんな、この人が俺の彼女です。」
イタリア語で何を言っているか分かんなかったが、チームが喜んでいたので多分紹介したんだろう。
石「今日家に泊まらない?Aのご飯食べたいし。」
『えっ?!あーいいよ。』
自炊は普段からするから問題ないけど、一応同棲見たいな感じ……?
抵抗あるけど、結婚した時いずれそうなるしまぁいっか。
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作者名:cheln | 作成日時:2019年10月27日 22時