¢６７．練習 ページ23
「時間はいつ空いてる？」
「いつでもー」
「そっか、じゃあ皿洗い終わったら呼ぶから食堂近辺に居てくれよ」
「はーい」
＊
「この料理なんか美味しそうじゃない？」
「難しそう…」
「練習したら作れるようになるって!!」
コックさんに呼ばれるまで、コアラちゃんと料理本の写真を見ながら、食べたいものを選んでいた。
ページをめくる毎に難しくなっていって、それと共に、見た目が豪勢で美味しそうなものも増えていった。
材料も工程も多いプロが作る様なものから、ズブの素人でも作れる簡単ものまで、あらゆる料理が載っているこの料理本は、まさに万能と言えるかもしれない。
もちろん、それらを作れる人が居なければ意味はないが。
「あ、これ、サボ君好きじゃなかったかなぁ？」
「肉じゃないのに？」
「サボ君だって肉しか食べない訳じゃないよ」
「いや、意外だなぁって」
…作れるようにならないと…。
「Aー。やるぞー」
「はいはーい」
「じゃあ頑張ってね!!Aちゃん!!私書類書かなきゃ!!」
＊
「まずは包丁使いに慣れよう。一度でも使った事はあるか？」
「ない」
「じゃあ…ニンジンでも切ってみるか。
いいか？見ててな。包丁はこう持つ。もう片方の手は食材に添える。それでこうやって、切っていく。
よし、やってみよう。堅いからやりづらいかもしれないけど、頑張ってな」
見よう見まねでニンジンを切っていく。確かに堅い。でもちゃんと切れる。何度かするうちにコツを掴んで、上手く切れた。
「ちゃんと出来てんじゃん。ばっちりだ。じゃあ、今度は豚肉を切ってくれ。柔らかいし、やりやすいと思う」
サイズはこれくらいな、と手で大きさを示された。私は頷き、若干サイズがバラバラだが、気をつけて慎重に、無事切り終えた。
「うん、良い感じだ。それじゃあ次は……」
＊
そうやって色々切って、炒めたり煮込んだりして完成したのが、カレーライス。
スパイスとかはコックさんに任せた。私は見てるだけ。コックさんが、使うそれぞれのスパイスの説明をしてくれたので、勉強になった。
料理本にもカレーライスは載っている。
「カレーとかビーフシチューとかはこだわりを持つ奴も多いんだよな。俺が今使ったスパイスは、最低限のもの。使う奴はもっと使う」
……料理も奥が深い。
.
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クソワロタンバリン - すご (2018年8月15日 11時) (
レス) id: bd83451188 (このIDを非表示/違反報告)
寂音弥花(プロフ) - れーずん¢さん» ごめん、私もみてなかったわ() 書けないんだよね、本当 妄想という名のネタはうかぶのにね(( (2016年3月1日 17時) (レス) id: 10332bf01f (このIDを非表示/違反報告)
れーずん¢ - 寂音弥花さん» ごめんんんんん全然見てなかったあああああ!!!!!((( 書けないww分かるわwwもはや気力も湧かない((そもそもの問題 (2016年2月18日 22時) (レス) id: eeb063580e (このIDを非表示/違反報告)
寂音弥花(プロフ) - れーずん¢さん» ごめん、占ツクきてなかった(( マフィア松いいよね!!もう大好き(( だ が か け な い (2016年2月5日 20時) (レス) id: 10332bf01f (このIDを非表示/違反報告)
れーずん¢ - 寂音弥花さん» 最近は占ツクに来ることすら少なくなったww((( カラ松のヤツを完結させてマフィア松を書くという目標はどこへ消えてしまったんだろうwww (2016年1月25日 22時) (レス) id: eeb063580e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れーずん¢ | 作者ホームページ：
作成日時：2015年7月6日 22時
