¢６６．講師 ページ21
「…字綺麗だし料理も出来てってなったら、勝てるところないじゃん…」
ま、まぁ？裏表紙の写真はコアラちゃん、サボ、レティーシアさん(と思われる人)の3ショットだし？
別にレティーシアさんとサボが付き合ってたって事にはならないし？
………付き合ってたかもしれない、と考えると、頭から離れなくなってしまった。
でも気にしたってなぁ…。
「気にしない、気にしない!!」
この本を持っていって、コックさんに料理の仕方を教えてもらおう。
＊
「おはよう、Aちゃん!!」
「おはよー」
「何見てるの？」
「料理本」
私はパンを食べつつ、レティーシアさんの料理本を眺めていた。今日の朝はサンドイッチだから片手で食べれるし本を見るには楽だ。
「それ、レアさんのだね」
「レアさん？」
「そう。何年か前に船を降りた人。料理が得意で、それを書いて置いてったの。レティーシアって言うんだけど、皆レアとかレアさんって呼んでた」
私、大好きだったの。と言うコアラちゃんが少し悲しそうで、私は何も言えず、サンドイッチを頬張った。
「何で料理本なんて見てるの？」
「そりゃあ、料理を作れるようになる為だよ!!」
「何で何で？コックが居るのに」
「それは……色々あるのっ!!」
ふうん、と言いながらも顔がニヤニヤしてる彼女は、多分薄々気付いてるんだと思う。
何でこの子はこんなにも鋭いんだ？
「頑張って上達出来ると良いね。特に来年のバレンタインとかさ」
「確信犯め」
皿を片付け、暇そうにしているコックさんに話しかけた。新聞を読んでいた彼は眉間にシワを寄せて私を見てくる。
そして手探りで何かを探し、眼鏡を見つけると、すぐさま掛ける。
「…あぁ、Aか。どうしたのさ」
「料理、教えてもらっても良い？」
「うん、良いよ。どうせ俺はまだまだ下っ端で暇だしね。だけど料理の腕は自信あるから」
にこりと笑った彼は、どうやら割りと最近に入ったらしい。でも結構船内でも会うし、最近と言っても、1・2か月くらい前だろう。
だったら、私と同期くらいかな。
「その本、何？」
「料理本。いっぱい載ってるよ」
彼は眼鏡を外して本を見ていた。目が悪いはずなのに取って良いのだろうか。もしかして、若いはずなのに老眼なんだろうか。
よく分からない人だ。
とはいえ、私の料理講師となるわけだし、敬意の念は抱いておこう。
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クソワロタンバリン - すご (2018年8月15日 11時) (
レス) id: bd83451188 (このIDを非表示/違反報告)
寂音弥花(プロフ) - れーずん¢さん» ごめん、私もみてなかったわ() 書けないんだよね、本当 妄想という名のネタはうかぶのにね(( (2016年3月1日 17時) (レス) id: 10332bf01f (このIDを非表示/違反報告)
れーずん¢ - 寂音弥花さん» ごめんんんんん全然見てなかったあああああ!!!!!((( 書けないww分かるわwwもはや気力も湧かない((そもそもの問題 (2016年2月18日 22時) (レス) id: eeb063580e (このIDを非表示/違反報告)
寂音弥花(プロフ) - れーずん¢さん» ごめん、占ツクきてなかった(( マフィア松いいよね!!もう大好き(( だ が か け な い (2016年2月5日 20時) (レス) id: 10332bf01f (このIDを非表示/違反報告)
れーずん¢ - 寂音弥花さん» 最近は占ツクに来ることすら少なくなったww((( カラ松のヤツを完結させてマフィア松を書くという目標はどこへ消えてしまったんだろうwww (2016年1月25日 22時) (レス) id: eeb063580e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れーずん¢ | 作者ホームページ：
作成日時：2015年7月6日 22時
