¢６０．暴露 ページ15
＊
「嬉しい…」
「ねぇサボ。もう朝だよ？そろそろ離してくれてもいいんじゃない？」
「だって…本当に俺……」
…まさかとは思うけど、一睡もしてない？
眠る寸前も起きた直後も、サボの『嬉しい』という言葉を聞いた気がする。
「なぁ、俺達両想いだよな…」
「あ……うん…そう…だけど……？」
「付き合うか」
「そう…だね……？」
中途半端な返事しかしない私に、サボは『なんだよその反発…本当は俺が嫌いとか…？』と、しょんぼりしながら言った。
「嫌いな訳ないでしょ!!…ただ、付き合うっていう事がよく分かんなくて。付き合ってるのとそうでないのは、どう違うの？」
あんまり変わらない気がする。
本とか読んでてもあまり分からないし、そもそも、家に恋愛ものの本はなくて、大抵は歴史ものやサスペンス、ミステリーなど。
歴史ものは一回も読んだことないけど。
「…堂々とイチャイチャ出来る…とか？」
「…へー…」
サボは起き上がって、あーでもない、こーでもないと色々考えているようだった。
「そんなに考えなくてもいいよ、サボ。もう朝ご飯だから行こっ!!」
＊
「おはよーコアラちゃーん!!」
「おはよう!!元気いっぱいだね、Aちゃん!!」
「うん!!」
何故か気分が良い。私はコアラちゃんの隣に座って、貰ってきた食事を食べる。サボもちゃんと居る。
コーヒーが明らかに苦そうなのだが、今の私は気持ちが高ぶり、気付かない。そのまま思いきり飲んで…。
「ぶーッ!!!」
「うわッ!？」
思いきり吹き掛けた。
目の前で食事を摂っていた、サボに。
サボの食事は私の吹いたコーヒーまみれ、サボ自身もコーヒーまみれ、机もコーヒーまみれ、だが私の食事は無事だった。
「ご、ごめん……あまりにも苦くて……」
「彼女のした事ぐらい許すって」
「彼女!？何言ってるのサボ君!!」
「俺、聞き捨てならない言葉を聞いたぞ、今。なぁ、お前も聞いただろ？」
「もちろんだ。…彼女……つったよな？」
「そーゆーカンケーですかお二人さん？」
突然、野次馬が集まり始めた。彼女って言ったから？そもそも私達、既に付き合ってるの？
そう考えて、私は顔が赤くなるのを感じた。
「そーゆーカンケーだよ」
「マジかー、ずりぃな総長!!」
「俺も彼女欲しい」
「Aと応援してる」
「うざいサボ君!!」
.
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クソワロタンバリン - すご (2018年8月15日 11時) (
レス) id: bd83451188 (このIDを非表示/違反報告)
寂音弥花(プロフ) - れーずん¢さん» ごめん、私もみてなかったわ() 書けないんだよね、本当 妄想という名のネタはうかぶのにね(( (2016年3月1日 17時) (レス) id: 10332bf01f (このIDを非表示/違反報告)
れーずん¢ - 寂音弥花さん» ごめんんんんん全然見てなかったあああああ!!!!!((( 書けないww分かるわwwもはや気力も湧かない((そもそもの問題 (2016年2月18日 22時) (レス) id: eeb063580e (このIDを非表示/違反報告)
寂音弥花(プロフ) - れーずん¢さん» ごめん、占ツクきてなかった(( マフィア松いいよね!!もう大好き(( だ が か け な い (2016年2月5日 20時) (レス) id: 10332bf01f (このIDを非表示/違反報告)
れーずん¢ - 寂音弥花さん» 最近は占ツクに来ることすら少なくなったww((( カラ松のヤツを完結させてマフィア松を書くという目標はどこへ消えてしまったんだろうwww (2016年1月25日 22時) (レス) id: eeb063580e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れーずん¢ | 作者ホームページ：
作成日時：2015年7月6日 22時
