¢５７．絶対 ページ12
「…さて。俺は行くかな。どうせ隣の部屋だけど」
サボが部屋を出ていった。引き留めたくて、だけど出来なくて、扉が閉まる音が部屋に響いた。
「……はーあ……もうやんなっちゃう……」
サボの言葉に嬉しさを感じた。でもコアラちゃんに言ってしまった事や知られていたという事を考えると、複雑。
何だか頭の中がぐちゃぐちゃだ。外の空気でも吸おうか。
「降りなきゃ駄目だよなぁ……」
「何が何から降りるんだ？」
「!？さ、サボ!？」
扉を開けたらサボが居た。向かいの壁に寄り掛かって、腕も脚も組んで、私をじっと見ていた。
「来いよ」
手を強く引かれた。
「どこ行くの…？」
「コアラん所」
「嫌だ!!何で行くの!!気まずいし絶対……」
「嫌われてる？…お前、さっき聞いてたよな？コアラはお前が大好きなんだって。だから気にしてても仕方ないだろ」
＊
「…Aちゃん？」
「………」
コアラちゃんの顔を見れなかった。だから床を見ていた。サボが後ろに居て、私を小突く。私はサボを少し睨んでコアラちゃんに目を向けた。
すぐ近くにコアラちゃんが居て、私をじっと見つめていた。いつも笑顔の彼女が無表情だったから心が痛んだ。
「コアラちゃっ…」
「私は、小さい時にドレイになった。天竜人の気に障らないように、常に笑顔で居た。
解放された後でもそれは続いてたよ。今でもたまーにそういう時がある。
だけどね、Aちゃんには、いつも本当の笑顔だと思うの。初めて会った日から、貴方が天竜人だと知っている今も。
言葉にすると恥ずかしいけど……私、Aちゃんが大好き。だからね……もう、死にたいなんて言わないで…!!お願いだから……っ…!!!」
ぎゅっと抱き締められて、すすり泣く声が聞こえた。慌ててちらりと後ろを見たら、サボが居ない。
どうしようもなくて、背中に手を回して抱き締め返した。
「…ごめんね。もう言わないから、泣かないで」
「本当に……言わない……？」
「………言わないし、しないよ」
絶対とは言えないけどね。
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クソワロタンバリン - すご (2018年8月15日 11時) (
レス) id: bd83451188 (このIDを非表示/違反報告)
寂音弥花(プロフ) - れーずん¢さん» ごめん、私もみてなかったわ() 書けないんだよね、本当 妄想という名のネタはうかぶのにね(( (2016年3月1日 17時) (レス) id: 10332bf01f (このIDを非表示/違反報告)
れーずん¢ - 寂音弥花さん» ごめんんんんん全然見てなかったあああああ!!!!!((( 書けないww分かるわwwもはや気力も湧かない((そもそもの問題 (2016年2月18日 22時) (レス) id: eeb063580e (このIDを非表示/違反報告)
寂音弥花(プロフ) - れーずん¢さん» ごめん、占ツクきてなかった(( マフィア松いいよね!!もう大好き(( だ が か け な い (2016年2月5日 20時) (レス) id: 10332bf01f (このIDを非表示/違反報告)
れーずん¢ - 寂音弥花さん» 最近は占ツクに来ることすら少なくなったww((( カラ松のヤツを完結させてマフィア松を書くという目標はどこへ消えてしまったんだろうwww (2016年1月25日 22時) (レス) id: eeb063580e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れーずん¢ | 作者ホームページ：
作成日時：2015年7月6日 22時
