【REBORN!】調整役とやらに選ばれました【ヴァリアー編】 (ページ33)

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「神様、アルコバレーノの力を解いても大丈夫ですか？」

『それは君に任せるよ。外せばバレてしまうということはちゃんと頭に入れておいて』

「はい。なるべく使わないで終わろうと思っています」

現時点でもAはかなり高度に、多彩に風を操る。

だが彼女は人を押すことは出来ても浮かすことは出来ない。浮かすためにはおしゃぶりの制御を解かなくてはならない。

「……すう、はあ……大丈夫。大丈夫だよ……」

自身を落ち着かせるように何度も言葉を吐く。

そしてAはこの日のために神が用意した黒を基調とした一張羅を身に纏い、夜の並盛中へと向かった。