-2- ページ41
「獄寺君!? リボーン何したんだよ! 獄寺君、大丈夫? しっかり!」
いきなり膝から崩れ落ちた獄寺を見てリボーンが何かしたのだろうと思いつつ、獄寺に駆け寄る。
「ぎゃははは! バカだもんね!」
「こら。人に指差さない」
Aに注意されしょんもりとするランボ。そんなランボの頭に獄寺が思い切りグーで殴る。
「獄寺さん!!」
ランボが再びぎゃんぎゃんと泣き始め、今度は10年バズーカを髪から出して自分に向けた。
ドカン! という音と煙の元にランボが10年後と入れ替わった。
「わ、わわっ」
いきなり大きくなってしまったことにより支えきれなくなり、Aは自分の背中に強めに風を送って何とか転ばずに済む。
「びっくりした……」
目をぱちぱちさせるAの服を引いてハルが「あの人なんかエ ロいです! 一緒に逃げましょう!」と言い出した。
小声だったが、近くにいたランボはバッチリと聞こえてしまいショックを受ける。10年の時を経ても打たれ弱い。
「人を見た目で判断するのよくないよ、ハルちゃん」
「はひっ! でっでも! 胸のボタン開いてるの破廉恥です! 全体的にエ ロいです! 帰りましょう」
「仕方ないか。ハルちゃん本当にだめそうだし。またねランボ君」
「はい、また。若きAさん」
***
「獄寺はまた泣かしたからノーカンだぞ。ハルは大人ランボがダメで、Aに迷惑をかけたくねーっていうならやっぱりランボの保育係はツナだな」
「やっぱりそうなるのかよー!!」
68人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:うがつ | 作成日時:2022年9月18日 16時