【SERVAMP】 僕は何も…できない。

class７ ページ9

本気で…。家から出る隙もしくは口実を見つけなければ……。

口実その１…学校へ行きたい、ので家から出してほしい
アウトすぎる。
たぶん、高校は義務教育じゃないし成績いいんだから行かなくても問題ないわとか言われるだろう

口実その２…いとこ(もしくは親戚)のところに呼ばれてたから、ちょっと行ってくるね
これもアウトだ。
お母さんはすぐさまいとこ(もしくは親戚)の家に電話を掛けるだろう
そうでなくても、親戚は皆過保護orおしゃべりなので、家に着いた瞬間家に電話が行くに違いない

口実その３…口実というより。お母さんが見ていない隙にこっそり逃げる
めちゃめちゃアウトだ。
お父さんの稼ぎが普通以上だし、子供を守り(見張り？)たいという理由により、お母さんは
ずっと家にいる。それも玄関近くのキッチンの、ソファの上に←


結局、どうしようもないということがよく分かった。家には泥棒は入れないだろう……


そんなことは心底どうでもいいが、わたしはどうしよう。
正面切って理由もなしに常識を駆使しつつお願いしてみてもいいのだが―――

断られる未来はすぐ目の前に―――

『わたしは外に出たい。閉じ込めるのはいくら守るためだとはいえやりすぎだよ。』
『せめて学校だけでも―――』

『瑠伽、家の中にいれば安全なの。外に出なくても、できることはいっぱいあるわ。』

『でも、いくらなんでもどうして―――』

『だって、外は危険なの。だって、私はあなたを―――』

守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい守りたい

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ラッキーサーヴァンプキャラ

リヒト・ジキルランド・轟　

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