【SERVAMP】 僕は何も…できない。

class６ ページ7

「ねえ瑠伽」

やはり眠ってはいなかったようだ

「別にお母さんね、あなたの自由を奪おうとか監視下に置こうとか思ってるわけじゃないの」
「あなたが危ない目に合わないように守ってるだけなのよ？」

怒鳴ったり、叩いたりしてくれた方がまだ抵抗の仕様もあるだろう

「う…ん…でもさ…。今みたいに、家に閉じ込めるのは、やめよ？」
「もう外で遊ぶなとか、言わないでよ……？」

そう、今の現状は家から出られない――閉じ込められていると同じだ
だがそれもいつもの事

「一人で勝手に守ってくれる人もいないところへ行って、
　事件に巻き込まれでもしたら今までちゃんと守ってきたのはどうなるの？」


愛は――――、大きければいいというものではない


瑠伽が、そんなん知るかよ勝手にさせろもう高校生だ、とでもいえる性格だったら
どんなに楽なことだろう
だが瑠伽は母親のこの一言で、何も言えなくなる―――


「あなたを守ってあげたいの」

――作者のつぶやき――→←class５

ラッキーサーヴァンプキャラ

リヒト・ジキルランド・轟　

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