class２７ ページ29
わたしは昨日から家に帰っていない。
あ…いや、わたしっていうのももうおかしいな、僕でいいか…
僕が帰ってこなくてお母さんは心配しているんだろうか。
「ねぇねぇ〜！名前なんだったっけー？」
椿さんあなたが名付けましたよねいい加減すぎませんかね
と言いたいのは山々なのだが、
「Aですよ、椿さん。」
と言っておいた。
「あぁ、そうそう。で、A〜、学校行きたい？」
「……。」
あぁ、そうだ。
今日桜哉―基、お兄ちゃん(笑)がいないのは学校行ってるからだった。
「学校…かぁ…」
声に出して思わずつぶやいていた。
学校行きたいとかお母さんには言ってたけど、
結局外に出たいだけだったのかもしれない。
ようするに、行きたいという気持ちがわいてこなかったのだ。
「まあ、いいんじゃない？
Aも僕の下位吸血鬼になったんだから、家族はたくさんいるし。
そんなに寂しくないでしょ？」
「椿さん、わた…いや、僕に、生きている意味ってありますか？」
こんなこと、別に今考えてなかった。
つい口から出てしまったけど。
「あ、いや、べつに深い意味はないんですけどね？」
椿さんはしばし考えているようなそぶりを見せたが、
やがて口を開いた。
ラッキーサーヴァンプキャラ
リヒト・ジキルランド・轟
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
arata - 桜哉の…弟？(ノ´∀｀*)更新がんばって下さい！楽しみに待ってます！ (2016年1月19日 19時) (
レス) id: 13ed52d885 (このIDを非表示/違反報告)
結城真羅 - 黒猫のユズさん» 更新滞っててすみません…ありがとうございます！ (2015年11月22日 21時) (レス) id: 8d8655e02c (このIDを非表示/違反報告)
黒猫のユズ - 面白いですね！続き楽しみにしてます！ (2015年11月11日 22時) (レス) id: f97f57f8d3 (このIDを非表示/違反報告)
結城真羅 - カボチャさん» このまま続くといいんですけどね…ｗｗ頑張りますね☆ (2015年1月18日 5時) (レス) id: 8d8655e02c (このIDを非表示/違反報告)
カボチャ - このところ更新ペースが早くて嬉しいです！これからも頑張って下さい。 (2015年1月17日 19時) (レス) id: 937289f512 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：結城真羅 | 作者ホームページ：
作成日時：2014年12月31日 22時
