【SERVAMP】 僕は何も…できない。

class１９ ページ21

「はあ、はあ……間に合って、間に合え…」

桜哉はひたすら駅前を目指して走っていた
友達に自分と同じ思いをさせないため、世界にこれ以上化け物を増やさないため…

「何…で信じねえんだよ、どいつも…こいつも…！」

うそつきは嫌い、嘘は大嫌い…でも信じないならそれでもいい。
そう思っていたんだ…きちんと忠告をした方がいいなんて…

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「あれえー、桜哉、なにしにきたの？」

走って来た桜哉が見た光景は、きっとその建物から飛び降りたのだろう、
血だまりの中に沈む友達―モノ―と、その友達の肌に牙を立てる―――

「―――椿さん―――……！」

「もしかして、これ、桜哉の友達？もし助けに来たんだったら…遅かったよ？」

助けに？助けに来たのか？この光景を見ても俺は何も思えない、俺は―――

「椿さん…あんたがやったんすか……？」

椿は静かに首を振り、そっとそのモノからはなれた

「ちがうよ？死にかけていたから、僕は助けていただけだよ？」

「ちがう、ちがう、やめろ、じゃああの時だって俺は―――」

―――約束通り、迎えに来てるだけじゃない？―――

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ラッキーサーヴァンプキャラ

リヒト・ジキルランド・轟　

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