class１４ ページ16
『私がいる意味は…ここにあるの？』
一度考えてしまうとそのことしか考えられなくなるらしい。
瑠伽は毎日学校に行き、普通に過ごしていた。
「ねえ、今度一緒に遊ぼうよ？」
「最近なんかボーとしてて考え事してることが多いみたいだけどさ、気晴らしに、どう？」
真昼が話しかけてくれているのである。
私に話しかけてもろくに返事も帰ってこないし、
遊びに誘ってもいけないのわかってるのに、真昼は何で話しかけてくるんだろうな…
「真昼―。」
「どうしたの？瑠伽」
「なんで私に話しかけてくれるの？おもしろくもないでしょ？」
「なんでって…友達じゃん？ひとりになんてできないよ。」
存在してていいことの一つ…かな。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「なあ、瑠伽知ってる？」
今度は桜哉だ。というかこいつの言うことは信用できないんだが。
「確か瑠伽んちって駅の近くだったよな？」
「駅前通るとき気をつけろよ。最近あそこらへん…吸血鬼が出るらしいからさ」
はい？吸血鬼？ファンタジーにもほどがあるだろうというかなんでそんなにマジ顔なんだ？
「―――っと、今の話はどこまでが嘘でしょーかっ！」
「はぁ……」
今は馬鹿な話に付き合うような気分じゃないんだよな。
だが瑠伽は、その後桜哉がつぶやいた言葉を聞いてはいなかった―――
「その答えを……確かめることになるかもね？」
ラッキーサーヴァンプキャラ
リヒト・ジキルランド・轟
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
arata - 桜哉の…弟？(ノ´∀｀*)更新がんばって下さい！楽しみに待ってます！ (2016年1月19日 19時) (
レス) id: 13ed52d885 (このIDを非表示/違反報告)
結城真羅 - 黒猫のユズさん» 更新滞っててすみません…ありがとうございます！ (2015年11月22日 21時) (レス) id: 8d8655e02c (このIDを非表示/違反報告)
黒猫のユズ - 面白いですね！続き楽しみにしてます！ (2015年11月11日 22時) (レス) id: f97f57f8d3 (このIDを非表示/違反報告)
結城真羅 - カボチャさん» このまま続くといいんですけどね…ｗｗ頑張りますね☆ (2015年1月18日 5時) (レス) id: 8d8655e02c (このIDを非表示/違反報告)
カボチャ - このところ更新ペースが早くて嬉しいです！これからも頑張って下さい。 (2015年1月17日 19時) (レス) id: 937289f512 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：結城真羅 | 作者ホームページ：
作成日時：2014年12月31日 22時
