【SERVAMP】 僕は何も…できない。

class１２ ページ14

瑠伽は寝ている間に夢を見た―――ような気がした。
やけに鮮明な夢だったのだが、内容が思い出せない。

「また強制ニートの一日が始まるな…。」

そう思い、起きるのも面倒で仕方がなかったが昨日の事を疑われるのを恐れ１階に下りて行った

出来るだけ足音も息もひそめ―――怪しいことこの上ない―――たつもりだった

「瑠伽、何こそこそしてるの。」

見つかった――――！！よく考えるとこの行動挙動不審かもしれないっ

「今日学校あるでしょ？なんで用意しないでこそこそしてるの。」
「母さんはもう車に乗るだけよ？」

はい？密室拘束ネグレクト(意味違う)事件は何処へ行ったのでしょうとか思ったが、
ありがたいものはありがたい。
お母さんの目が少し不自然な気もするが、気が変わらないうちにさっさと準備しよう―――

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「瑠伽、きのうは何で来なかったの？」
「先生は体調不良とか言ってたけど、たぶん違うよね？」

ここは学校の自分の教室。
何にもわかっていない真昼は思ったことをそのまま聞いてきた

「いや、ホントに体調悪くてね〜。」
「一日中部屋で寝てたらすぐ治ったけどさ」

嘘をつくのはホントに苦手だ。得意だったらあの家←からもすぐに逃げていただろう
案の定真昼は信用していない様子だったが―――

「…そっか、わかった。」
「何でも聞くから話したくなったら話してみてよ、それが一番シンプルだろ？」

私は真昼ととても気が合うし、かけがえのない友達だと思っている。
しかし一つ。真昼の口癖の(というか座右の銘の)「シンプルイズベスト！！」
には共感できない。いろいろ事情があるから、シンプルじゃないんだよ？

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ラッキーサーヴァンプキャラ

リヒト・ジキルランド・轟　

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