殲滅 ページ27
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zm視点
ロボロの合図によって情報室を飛び出した僕らは、時たま襲い掛かってくる敵兵数名を殲滅しつつ、脱出を試みていた。
rb［そこの先の部屋、直進すれば出口や！］
しばらく走っているとそんな連絡が入る。
爆弾の制限時間もあり、時間が惜しくてそのままに部屋へと飛び出す。
…けど、それはあんまり良くなかったみたいで。
室内に突入した瞬間、瞬時にその状況を把握した。
周りを囲む兵の数に誘導されていたのだと察することができた。
全員が直ちに臨戦態勢に入り、僕らの着地と同時に数名が飛び掛かってくる。
勢いよく突っ込んでくるため急所にナイフを這わせ、切り裂く。
少し取りこぼしてしまったけど、どうやら後ろの彼女は問題なく対処したっぽい。
これなら少しは任せても大丈夫そうやな。
敵はいきなりのことに頭が付いていっていないらしく、茫然としている。
「…ッ怯むな！！総員かかれぇっ！！」
しかし思っていたより賢いらしく、すぐに指示を出される。
それによりはっとした様な兵が動き出した。
敵が持つ武器の種類は複数。
ナイフ、ハンドガン、長剣、双剣、刀…
ざっと見渡してこんなものだろか。
しかし普通のラボならばこんなに物は置いておかないだろう。
…此処に何かあった時のことを想定してたんやろうか。
まぁグダグダ考えててもしゃあない。時間ないし。
生憎種類が違うからと言って扱いが分からんとかは経験上ありえないので、次々とさばいていく。
そしてチラリと彼女を見やれば、数名の兵を順調に対処しているようなので目を外す。
と、同時に目に入ったのは先程殲滅したはずの兵の腰のポーチからはみ出ている試験管のような…入れ物？だろうか。
周りの兵を見渡せば、生きている者も、そして死んでいる者にもそのポーチはついているっぽく。
少し興味を持ったので敵兵をなぎ倒しながら死体へと近づく。
ポーチから引っ張り出した入れ物には淡い色合いの液体が入っていて、揺れるとちゃぷり、と音を立てる。
何となく重要な資料になりえるものな気がしたので、攻撃をよけつつ数本をパーカー内にしまう。
するとかすり傷を何発か貰ったので、集中して取り組むことにした。
その後、敵兵を殲滅すること約一分弱。
『…ッゾムさん！！』
いきなりそう呼ばれて驚きつつ振り返れば。
そこには注射器のような何かを持ちながら落下する男。
＿＿＿そしてその斜線上に飛び込んできた、彼女の姿があった。
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マカロン - つっ続きを、、、お願いできますか、、？面白いです、、、！ (2022年11月24日 19時) (
レス) @page37 id: f4ad072890 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - めっちゃ感動しました...、もしよければなんですがこの続きもみたいかも、 (2022年9月15日 15時) (レス) id: 790884ee82 (このIDを非表示/違反報告)
さば餅 - みずきさん» 返信遅れてすみません！ありがとうございます！一言だけでも感動の言葉をくださって、うれしい限りです。これからも楽しみにしていてくださるとうれしいです。 (2022年4月22日 23時) (レス) id: 9283b21283 (このIDを非表示/違反報告)
みずき - 一言だけ、、、感動しました。 (2022年4月16日 23時) (レス) @page36 id: 129e1b5429 (このIDを非表示/違反報告)
さば餅 - ららさん» コメありがとうございます！人間の感情のドロドロした感じが出せてそうで幸いです。更新頑張ります！ (2022年4月3日 13時) (レス) id: 621ed4d2bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さば餅 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sabamochihome/
作成日時：2022年1月5日 10時
