馬鹿でした ページ3
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淡々と書類を片付け、ふと時計を見れば時計の針は2を指していた。
『2時か…ッ2時！？』
やばいやばいやばいっ！？
確か今日はゾムの隊への特別指導あったはずっ！
慌てて愛用のナイフや少量のアイテムをパーカーのポケットに突っ込み、そのまま勢いで部屋の外に飛び出す。
そして窓から訓練場の様子が大丈夫か確認しようとして、気づいた。
『…何やってんだろ、僕。』
みんなから無能扱いされる奴が訓練場に行っても歓迎されるわけないじゃないか。
それに全員が十中八九僕を嫌っている。
そんなことにも気づかず、必死になってここまで飛び出してきた僕はどんなに滑稽なことだろう。
くるりと踵を返し、今来た道をとぼとぼ戻る。
zm「おーい！そこのお前！ちょっとこっち来てこいつと対戦してみ！」
zm「ここはこう振るとええねん！」
そんな声が聞こえる。
…でも、できれば次の言葉は聞きたくなかった。
zm「やるやん！やっぱ手ぇ抜いて味方を見殺しにするような無能とはわけが違うわ！」
『…ッッ！！』
その瞬間、息が止まった。
呼吸が早くなってズキズキと腹が痛んだ。
ーーーーーーーーーー
気が付けば部屋にいた。
正直、どうやって帰ってきたかはあまり覚えていない。
寒気がして、思わず毛布にくるまった。
『ﾋｭｯ…っふ…はぁ、ッは、』
きっとゾムさんのことだから僕に気づいていて、わざとああ言ったんだろう。
僕にわからせるために。無能に理解させるために。
わかってたんだよ。理解はしてた。
僕なんていらないって。そういう風に見られてるって。
…それでも僕には【甘え】があった。
本当はそんなこと思ってないんじゃないかって。
分かってくれているんじゃないかって。
ーーーそんなことあるはずないのに。
『ッ馬鹿、だなぁ…ｪｸﾞｯ』
この生活が始まってから何度目だろうという涙が溢れだした。
普段人前では泣かないようにしているので零れると止まらない。
自分が嗚咽を漏らすたびに震える体。
そのせいで傷ついた体が悲鳴をあげる。
『、は、ぁっ"…、っ"う"、』
ひたすらに襲い掛かる痛みに耐えながら、
“なんでこうなってしまったのか”
少しずつ、その事の発端を思い出していった。
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さば餅 - ライ@Mallowさん» ありがとう！大好きだなんてそんな…こっちが感謝感激雨あられですよ！！ほんまあざす！ (2022年1月6日 15時) (
レス) id: 621ed4d2bc (このIDを非表示/違反報告)
さば餅 - 夜空。さん» かわいくなんてないですよぉ！←きm ありがとうございます！じゃあ今後はそらさんって呼びますね！ (2022年1月6日 15時) (レス) id: 621ed4d2bc (このIDを非表示/違反報告)
ライ@Mallow - ヒェ…じ、自分の名前が他の方の作品に載っている…！？ｯｽー……ありがとうございます！！！！！！！(感激)続編おめでとうございますさば餅さん大好き！！！！ (2022年1月5日 9時) (レス) @page50 id: 74ae029d2d (このIDを非表示/違反報告)
夜空。(プロフ) - さば餅さん» さば餅様、かわいいです！ありがとうございます！！！分かります！！順位つくのバリバリ嬉しいです！！唐突なあだ名いいですねwそらさんって呼んで貰っても構いませんy((((((( (2022年1月5日 4時) (レス) id: b3372c1651 (このIDを非表示/違反報告)
さば餅 - 厨二病のぽん酢さん» ありがと！がんばるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ(発狂) (2022年1月4日 21時) (レス) id: 621ed4d2bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さば餅 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sabamochihome/
作成日時：2021年9月11日 2時
