五十五話 ページ9
ーーー翌日
「───でさ、朝起きたらテント半壊しててー」
「リムル様、お願いが御座います！」
「おい聞けよベニマル」
さっきまで楽しそうに私の武勇伝を聞いてくれてたのにリムルが目を覚ましたと気付くや否やこのザマよ。そんなにリムルが好きですか、そうですか。もうなんか結婚でもすれば良いんじゃないですか？
「何卒、我等の忠誠をお受け取り下さい！！」
ベニマルは唇を尖らせて可愛く拗ねてる私には目もくれず、忠犬のようにリムルを見つめる。お前もう駅で飼い主待ってろよ。
慰めてくれそうなシュナちゃんはシオンさんとリムル取り合ってたから多分、私とベニマルの会話も聞こえてなかっただろう。他の面子もみんなリムルに跪いてる。非常に寂しい。ほんの十数分前まで私が話の中心だったのに......。......いやマジで誰もこっち見ねぇな。これ今何の時間？Aちゃんを無視する時間？
「我等一同を、家臣として召抱えて欲しいのです！」
「「何卒、宜しくお願い致します！！」」
今現在、話の中心であるリムルはオーガ......じゃない、進化して鬼人？になったんだっけ？まあその鬼人の皆さんのお願いをさらっと承諾した。
リムルちゃんと考えてるんか......？適当に言ってない？大丈夫？いつもあっさりしすぎて心配なんだけど？
忠誠誓いますのシーンは終わったっぽいからベニマルの背中に恨みを込めてパンチを何発もかましたら五発目で嫌そうな顔をされた。
「何見てんだやんのかコラ」
「もうやってるだろ」
「人の話を最後まで聞いてくれないベニマル君が悪いと思います」
「悪かったよ」
「夜ご飯のハンバーグ」
「ハァ......わかった、好きなだけやるよ」
「あとバターのパンとデザートと肩揉みと......あ、あとなんか面白い話して」
「お前調子乗りすぎだろ」
「ふがっ」
別に肩揉みとかして貰わなくても良いんだけど調子に乗ってたら顰めっ面のベニマルに鼻をつままれた。やめて鼻潰れる。鋭利になっちゃう。
ベニマルと軽口を言い合っているとリムルが不思議そうに聞いてきた。
「お前らそんなに仲良かったっけ？」
「私とベニマルはマブダチと言っても過言ではないよ」
「過言だろ」
何故か不満そうな呆れたような顔で否定してくるベニマルを無視して私はリムルに昨晩のことを話し始めた。
「なんかベニマルの顔が元彼にめちゃくちゃ似ててさー」
「は？」
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sabamisoumai052(プロフ) - Tena_unknownさん» な、なんと！そう言っていただけてとっても嬉しいです！！ありがとうございます！！（返信遅くなってすみません（土下座）） (2019年8月13日 20時) (
レス) id: 6a7e160bf4 (このIDを非表示/違反報告)
Tena_unknown(プロフ) - うわあああ！！こういうギャグっぽい転スラ小説探してたので巡り会えて幸せ…活動頑張ってください、応援してます！！！！ (2019年8月3日 1時) (レス) id: 42a710b782 (このIDを非表示/違反報告)
sabamisoumai052(プロフ) - かなとさん» 申し訳ありません、気付きませんでした。ご丁寧に教えてくださりありがとうございます！ (2019年6月11日 20時) (レス) id: 6a7e160bf4 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年6月11日 19時) (レス) id: b946a130ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイマスク | 作成日時：2019年6月11日 19時
