第20話 ページ27
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『伊藤くんがす、す、すすすすす…！』
「A落ち着いてくださいっす、ほら、レスカ」
【若者よ、青春を謳歌せよ 20】
『…う、うん、ありがとう……。』
コトリと置かれたレスカに手を伸ばす。
なんだろう、この嬉しいような気恥しいようなこの感覚。
上手く言葉にもできず、もじもじとストローを弄んでると、目の前の京子ちゃんは楽しそうに体を乗り出してくる。
「…で、Aはいつ伊藤さんに告白するんだ？」
『こっ…！』
「いやまだっすよ京子さん、まずはアプローチしないと！」
『あ、アプローチ……？』
「そうっすよ！A、アプローチっす！」
「えー？どうみても伊藤さんもAに気があんだろ！」
「だとしてと付き合う前のそーいうドキドキ感が楽しいんすよ！」
『ドキドキ…』
キャッフフフと、楽しそうに語る二人にゴクリと唾を飲む。
……大変だ、聞こえてくる単語単語が予想を超えてて頭がパーンってなりそう。
「アプローチって具体的にどんなことすんだ？腹パンか？」
ちゅーと音を立ててレスカを飲む京子ちゃんが不思議そうに首を傾げる。…うん、腹パンは違うと思う。
それはちょっと違う方向のアプローチな気がする。
「そりゃあ、可愛い弁当作ってあげたり、うちらみたいにサテン誘ったりとか…？」
『な、なるほど……』
か、可愛いお弁当…。
明美ちゃんのアドバイスにふむふむと頷くと、そんなんでいいのか？と尋ねる京子ちゃん。
そっ、それにしてもアプローチかぁ…
伊藤くんとサテン…
…
『可愛さで死ねる…！』
「A！？」
思わず脳内で笑顔の伊藤くんとパフェ食べに行ってしまった。超絶に可愛かった。
あまりの可愛さに机に突っ伏してしまったくらいだ。
京子ちゃんには驚かれてしまったけど。
「…ま、Aは性格的にそのまんまで大丈夫だと思うんすけどね…
ちょっとかわいこぶってみたりするのも」
ぐっと親指を立てニヒルに笑う明美ちゃん。
かっこいい…！姐さんと呼ばせていただきたい。
「兎に角！A、これからだかんな」
「うちらも応援するっす」
京子ちゃん、明美ちゃん…。
『……うん…私、頑張るよ…！』
私の為に色々案を出してくれた2人を見つめ、力強く頷く。
こんな頼もしい人達が応援してくれるなんて
心強い限りだ。
「あ、A、腹パンはしちゃだめっすからね」
「おい明美」
『…ふふ』
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麻衣(プロフ) - 更新頑張って下さい！続き気になります！ (2021年5月29日 19時) (
レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
麻衣(プロフ) - 名前変換して読みたいです (2021年5月29日 16時) (レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き！！(プロフ) - 続きがとても気になります！！更新頑張ってください！！ (2021年3月6日 14時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
水戸(プロフ) - エヌさん» コメントありがとうございますm(*_ _)mべりーぐっと！嬉しいです(つω`*）とても励みになりました、ありがとうございます！ (2018年12月19日 0時) (レス) id: 71526eaf36 (このIDを非表示/違反報告)
エヌ - べりーぐっとすぎます。更新頑張ってください！楽しみにしてます (2018年12月18日 20時) (レス) id: 22eb4ac618 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水戸 | 作成日時：2018年12月17日 22時
