第1話 ページ2
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『なに！そんなｯ……！』
目撃者Aは見た。
【若者よ、青春を謳歌せよ！ 第1話】
思わず声を上げた理由。
今日は朝からいいことがあると勢いよく飛び出して行った先は…
近所でそして去年は同じクラスだった、ツッパリの佐川くんが
なんと！お顔にガーゼをつけて歩いていた。
『どうしたの佐川くん、そんな、そんな怪我して……！はっ！まさか……
ーーーーーー失恋？』
「えええまさかのそこ！？挨拶すっ飛ばしてそれ！？ち、違うよ、Aちゃん！！」
ちょっとナイーブな話かと思って、ひそひそと耳元で声をかけると
痛痛そうなガーゼを貼った佐川くんは首をぶんぶんと振る。
なんて事だ…結構腫れてる、痛そう…。
叫んだ拍子に痛んだのか「いっ」と声を上げる佐川くん。
確かに去年もそこそこ喧嘩とかしてたけど、こんなの初めてみた…気がする。
『それじゃ、どうしたの？』
「……実は……」
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『え！転校生は2人でしかも金髪とウニのツッパリで佐川くんは喧嘩売って負けた！？』
「AちゃんAちゃんー！ちょっと声が大きいかなー！？ちょっと俺恥ずかしいかなー！？」
『はっ！』
しまった、ついつい衝撃すぎて叫んでしまった。
『ご、ごめん！……転校生さんツッパリで強いんだね』
「そりゃあもう、ノールックKO……かっけぇよ」
負けたにも関わらず清々しく笑う佐川くん。
今日から俺、挨拶すんだ！と意気込む彼は何だか楽しそうで
私もそんな佐川くんを見て同じように笑った。
✤
それからいつもの様にたわいのない話をしていれば、目の前はもう学校。
クラスは違うけど同じ階のため、一緒に階段を登っていると
突然佐川くんは勢いよく駆け上がり始めた。
へあ！？！！
『佐川くん！？』
ひとつ遅れて私も駆け上がっていく。
いきなり走り出すとか……！朝から！
しかも置いていくなんて！
ムッとしながら足の力を込め、走る彼の後ろを追いかけていると、またまた突然に佐川くん止まった。
『！う、わ、ちょ……！』
ええええ、ぶ、ぶつかるっ……！！！
トンｯ
「……大丈夫？」
勢いを殺せなかった私を受け止めてくれたのは真っ直ぐ上に伸びた長い黒髪。
あれ……まさか……
『……転校生さん……？』
..次回→
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麻衣(プロフ) - 更新頑張って下さい！続き気になります！ (2021年5月29日 19時) (
レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
麻衣(プロフ) - 名前変換して読みたいです (2021年5月29日 16時) (レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー大好き！！(プロフ) - 続きがとても気になります！！更新頑張ってください！！ (2021年3月6日 14時) (レス) id: 2d39102061 (このIDを非表示/違反報告)
水戸(プロフ) - エヌさん» コメントありがとうございますm(*_ _)mべりーぐっと！嬉しいです(つω`*）とても励みになりました、ありがとうございます！ (2018年12月19日 0時) (レス) id: 71526eaf36 (このIDを非表示/違反報告)
エヌ - べりーぐっとすぎます。更新頑張ってください！楽しみにしてます (2018年12月18日 20時) (レス) id: 22eb4ac618 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水戸 | 作成日時：2018年12月17日 22時
