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cafe『King』___
海人「“音楽室で歌声”?」
紫耀「其れって人間界でいう幽霊のこと?」
大昇「う、うわぁぁあ!?き、聞こえない!俺は何も聞こえない!!」
龍我「た、大昇‥」
大昇を宥める龍我
海人「でもさ、“夜の音楽室で歌声”なんて学園7不思議の定番中の定番でしょ?」
龍我「確かに定番の中にあるかも」
紫耀「でもSecret cardの気配があるなら行った方がいいんじゃない?」
大昇「嫌です!」
龍我「大昇‥」
紫耀の提案も虚しく、即答で拒否する大昇
大昇「だ、だって、仮に、仮にですよ、Secret cardの仕業だとしても学校には他にも怖い話とかあるんですからっ!!」
海人「其れでも行った方が___」
大昇「嫌なものは嫌です!」
海人の提案も虚しく、即答で拒否する大昇
龍我「Secret cardだったらどうするの?」
大昇「で、でも___」
廉「なんや、今日は2人だけか?」
4人の死闘があったが、そんなことは知らない廉が営業を終えたcafeの片付けから来た
廉「何の話?」
龍我「あ、音楽室の幽霊の話をしていて‥」
廉「あー、俺も其れ、お客さんから聞いたわ。何でも声が凄く綺麗なんやってな」
大昇「え‥」
紫耀「お前なぁ。さっき女子高校生と話してたやつだろ」
海人「また、サボっての!?」
廉「情報収集やから、ええの!俺も聞いてみたいわ、その歌声」
大昇「“聞いてみたい”‥“歌声”‥」
廉の発言に動きが止まった大昇
其れからcafe『King』を出た大昇と龍我
龍我「やっぱりSecret cardじゃないのかな‥ん?大昇?」
龍我は大昇に呼びかけた
大昇「龍我。俺、音楽室に行ってみる!」
紫耀や海人たちの拒否してたときとは異なり、音楽室に行くことを決意した大昇
龍我「えぇっ!?まさか、廉さんが聞きたいから録音する気なの?」
大昇「そ、其れは‥ある‥けど‥」
龍我「あるんかい!」
大昇「携帯の録音機能使えば直ぐに録音出来るし、行動あるのみ!!」
おー、と拳を突き上げた大昇
龍我「えぇー、不安だなぁ‥」
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作者名:砂漠のクロネコ | 作成日時:2022年5月22日 15時