あの頃の気持ち (ページ36)

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撮影場所に着いて用意されている衣装を見て愕然とした。

如「………しーちゃん」

雫「文句は受け付けてない。早く着てきて」

如「はい…」

水着の衣装なのは予想してたけど布少なすぎない……？でも、覚悟を決めて着るしかない。これも仕事だ！！
とりあえず着て着衣室を出ると、

雫「予想以上に可愛いしセクシーじゃん！」

しーちゃんが興奮してる…
撮影に入りカメラマンさんの指示に従ってポーズをとったりし羞恥心は最後まであったが、なかなかの写真が取れたと思う。

雫「お疲れ様！やっぱりもっと早く写真集出すべきだったわ。良かったよ。」

如「ありがとう。」

とりあえず今日の撮影は終了し週刊誌にも送った。
明日公式にも発表する。
週刊誌の見出しは、

『大人気女性声優如月Aの色々な姿が暴かれる!?こんな顔が隠されていた！！』

に決まった。もう完璧に私に裏の顔がありますみたいな見出しだけど違う。しっかりと写真集のことが乗っている。

如「しーちゃん迷惑かけてごめんなさい。ありがとうございます。」

雫「いいよ。これも私の仕事。今までよく週刊誌に捕まらず来れたよ(笑) 遅かれ早かれこういうのは1度や2度あるよ。でも、今後は気をつ
けてね。」

如「はい。」

次の日に予定通り週刊誌は発売され、内容も写真集のことが書いてある。公式でもしっかりと発表し、ファンの方々からも一人一人嬉しい反応が返ってきた。

如「とりあえず大きな問題にならなくて良かった」

家で週刊誌を見ながら呟いた。