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-千葉翔也side-
急にAが8P現場に来てびっくりした。しかも榎木さんと… めっちゃ楽しそうに話してるとこを見るとモヤモヤした。収録中も仕事だからいつも通りやったつもりだけど、Aが気になって仕方なかった。多分、他のメンバーもいつも通りだけど、ソワソワしている様な感じだった。収録も終わりAの所にみんなで行くとAは面白かったと言ってくれていた。チャンネル会員なのは驚いた。いつからなんだろ。もしかして最初から…?この業界で再会する前から俺の事を気にかけてくれていたのかと勝手に自惚れてしまう自分がいる。たまたま俺がいただけかもしれないけど。
如「翔也くん!」
千「うわ!な、何?」
如「え、そんなにビックリする?(笑)」
Aはクスクスと笑う。
千「それで?何?」
他のメンバーはそれぞれ帰り支度をしている。
如「8P凄く面白かった!翔也くんもいきいきし
てるよね〜!あと、罰ゲームのきゅんセリフもすっごく良かったよ〜!」
Aが勢いよく話してきた。普通に嬉しい…
千「ありがとう!…ひとつ聞いていい?」
如「何〜?」
千「いつからチャンネル会員なの?」
如「1番最初からだよ〜!アニメイトチャンネル
でやってるシーズン1から見てる!」
千「そうなんだ。何で見ようと思ってくれたの?」
如「え…」
Aが戸惑いの表情を浮かべる。
千「いや、別に何となく気になったから聞いてみただけなんだけど…」
如「………翔也くんが出てるから気になって」
Aは少し小さい声で目を逸らしながら言った。
その瞬間俺も照れくさくなり、凄く嬉しかった。
自惚れが自惚れじゃなかった…
如「じゃあ、私そろそろ帰るね!お先に失礼します!」
Aは急ぎ足で帰っていった。
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作者名:はぴはぴ | 作成日時:2020年8月23日 3時