2年1組正門先輩 (ページ34)

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結｢この前入学式したばっかな気するけどなぁ笑｣

｢3年間って短いもんだね…｣

佐｢旅立ちの日に歌えるかな笑｣

小｢俺絶対泣かへんもん！｣

流れるように時は過ぎ、

今日は喜多川高校第110回卒業式

色とりどりの袴を着た仲間達は

今までで1番いい顔をしている気がした

｢見て！桜咲いてるよ｣

結｢ほんとだ、めっちゃ綺麗｣

私達4人は奇跡的に3年間同じクラス

ちなみに担任も3年間大倉先生

倉｢もうみんなが卒業か…早いな

…よし、あと10分したら体育館集合ね｣

みんな机や黒板を使って写真を撮ったり

思い出話をしたりと思い思いの時間を過ごして

式のために体育館へ向かう

｢卒業生の入場です

大きな拍手でお迎えください｣

入学式と同じくこじけんと晶哉の間に座ると、

今年は5番で嬉しそうな結子がちらっと後ろを向いた

｢ほんとに結子は落ち着きないね笑｣

佐｢卒業式やのにね笑｣

3年4組の私達は40番まで呼ばれ終わると

席に着いて5組が終わるのを待つ

小｢やっぱ校長の話長くね？｣

やはり相変わらずの校長の話も

今日で最後だと思うと少し寂しさがある

旅立ちの日にはなんとか歌えたけれど

退場のタイミングで部活の後輩たちが

泣きそうになっているのを見ると

堪えた涙が溢れそうになった

結｢泣かないって言ったのどこの誰よ笑｣

小｢…だってさぁ、、｣

式が終わると部活ごとに集まりがあった

佐｢みんな色紙とかほんまありがとう！｣

部長になった晶哉は1年生の頃からは

想像も出来ないほど頼もしくなった

拓｢こちらこそ、本当にありがとうございました｣

風｢A先輩泣きすぎですって笑｣

きっと、軽音楽部は風雅と拓哉が

しっかり引っ張っていってくれるんだろうな