油断大敵 ページ15
個性が使えるか常に確認しながらゴールの方へ走って行く
意外にも何も起こらず、順調に近づいている
常に遮蔽物が多い場所を選んで走っていたAだったが、あまりにも相澤に遭遇しない為
遮蔽物が多く、ゴールへの距離が少し遠い道
遮蔽物が無く、しかしゴールへの近道
彼女は後者を選んでしまった
相澤「油断は」
『！！』
相澤「＿＿＿＿＿思わぬ失敗を招く」
電線を伝って宙吊りになった相澤が現れた
その目は光り、しっかりとAを
『！個性が…っ！』
見られた彼女は個性を発動出来なくなってしまった
相澤が捕縛布を解いて着地する
相澤「見つけるのにかなり手こずったよ。
会えて障害物が多く、入り組んだ道を選んでゴールまで行く…
そのまま行きゃあ、もうちょい距離稼げたかもな」
『……』
相澤「お前が逃げる事は分かってた」
その言葉にAはぱち、と瞬きし目を開いた
『どうして…』
相澤「そりゃ俺が学生側ならそうする。
プロ相手に学生1人…普通に考えてゴール一直線が無難
それ
俺とぶつかりたくないのは安易に想像出来る
だから態とお前の視界に入った」
全ては相澤の手の内だったようだ
敢えて彼女の視界に入る事で、既に予想していた彼の思う通りの動きをしてしまった事になる
相澤「お前が俺から距離を取りたがると仮定して、ある程度距離をあけて後を追った
そのせいで何度か見失ったけどね。
お前弟の試験だけでよくここまで地形を把握出来たな、末恐ろしいよ
でもこの距離走ったお陰で
因みに、最後のハンデは2つである
1つは焦凍チームの試験終了後、相澤には休憩時間を設けず、多少体力を消耗した状態でAの試験を始める事。
2つ目は、相澤が身につける重りを『自重の半分』から『自重の半分×1.5』へ変更する事である。
相澤は重りの重さに慣れてきていた
最初こそ多少堪えたものの、既にゴール付近まで走って来ているので体に耐性がついてきたのだ
相澤「お前を油断させる事が目的だった
お前が油断して、自分から視界の広い場所へ出て来るのを待ってた」
『…態々そんな事しなくても、先生なら"個性"を消せたんじゃないですか？』
相澤「まあね。」
相澤は捕縛布を構えた
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ムーン(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！！！！ (4月14日 2時) (
レス) id: 4501a4fd46 (このIDを非表示/違反報告)
メル(プロフ) - 更新ありがとおおおおおおおおごさいます！ (4月13日 19時) (レス) @page31 id: 1ce28027fc (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 大好きです！更新待っておりますゞ (8月28日 1時) (レス) @page31 id: 19cd532bd7 (このIDを非表示/違反報告)
ねこねこさん - めちゃめちゃ面白くて尊敬します！自分のペースでいいので更新楽しみにしています！ (8月26日 14時) (レス) @page31 id: ecfb4bc453 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - 面白すぎて一気読みしちゃいましたっ！内容がしっかりしていてめちゃくちゃ面白いです！更新楽しみにしてます🤍 (2023年4月9日 17時) (レス) id: 56311d91ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘党組
| 作成日時：2022年12月25日 12時
