見ちゃったんだ ページ10
緑谷「僕は…ずうっと助けられてきた
さっきだってそうだ…
僕は誰かに助けられてここにいる」
緑谷の言葉が続いて焦凍も足を止める
緑谷「オールマイト…彼のようになりたい…
その為には一番になるくらい強くなきゃいけない
君達に比べたら些細な動機かもしれない…
でも僕だって負けらんない
僕を助けてくれた人達に応える為にも…！
さっき受けた宣戦布告改めて僕からも…
＿＿＿僕も君に勝つ！」
2人の過去は確かに酷い話だ
胸を張って言えるような話じゃない
それでも人に託してもらった自分は負けられない
緑谷「あっ、轟君待って！
僕、実は君に聞きたいことが…轟さんのことで」
轟「…」
緑谷は宣戦布告が終わり去ろうとした轟を呼び止めた
彼は真剣な顔をして、口を開く
緑谷「偶然、見ちゃったんだ
轟さんの腕に"誰かに掴まれたような痕"があったのを」
轟「＿…」
緑谷「僕が食堂で轟さんに話しかけたあの日だよ
覚えてるよね、君も」
そう、彼が言うように初めて彼女に声をかけた日の話だった
あの日話しかけた理由は他にもあったのだ
緑谷「あの大きさは明らかに彼女の手じゃなかった
もっと言えば彼女の拳2つ分に相当する大きさだったよ」
何処かで手を洗って、
彼女が偶然腕を捲っていた時に見た赤黒い痣
制服でなら隠れて見えないものだった
緑谷「…それ以外にも小さな物だけど擦り傷や痣もあった…
一体…轟さんに何があったの？」
轟「……」
轟「お前も大体察しついてるんじゃねぇのか」
緑谷「＿＿！という事は、轟さんは…」
轟「
あの腕の痕も体にあった傷も全部アイツが…！」
焦凍によって確定した答えに一気に息が詰まる感覚に襲われる
世間一般的にいえば…彼女に行っているそれは虐待になってしまうのではないだろうか…？
あの腕の痕
手首を圧迫された事によってその部分が内出血を起こして僅かに腫れているようだった
轟「Aは…アイツに抵抗しねぇ
俺や他の家族にアイツの手が行くのが怖ぇんだ
俺がアイツを止めようとしたって、
Aがいつも上手くそれを躱させて俺は親父に連れて行かれるAを見てる事しか出来ねぇ…
いつもそうなんだ」
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杏夏(プロフ) - 絵、上手すぎですね！！羨ましいです✨どうやったらこんな絵が描けるのですか？教えてほしいですね！！！！！ (4月26日 21時) (
レス) @page29 id: d5c97d49df (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 絵上手すぎません? ヒロアカ担当のアニメーターさんですか? (2022年10月8日 2時) (レス) @page35 id: 7df2c50704 (このIDを非表示/違反報告)
けい - 続き楽しみにしています！ (2022年3月22日 15時) (レス) @page43 id: 04124863a7 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 絵も内容も素敵すぎる！！更新待ってますれ！！！ (2022年1月10日 12時) (レス) @page42 id: ee5d294950 (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐 - めっさ好きです！この作品に運命(？)を感じました笑 (2021年10月10日 21時) (レス) @page39 id: c7cac8184e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘党組
| 作成日時：2021年6月12日 19時
