奴を完全否定する ページ9
轟「親父は極めて上昇志向の強い奴だ」
場所は変わって再び焦凍と緑谷
彼は父のエンデヴァーについて話しているようだ
轟「ヒーローとして破竹の勢いで名を馳せたが…
それだけに生ける伝説オールマイトが目障りで仕方なかったらしい
自分ではオールマイトを超えられねぇ親父は
次の策に出た」
緑谷「何の話だよ轟君…僕に…何を言いたいんだ…」
轟「＿＿＿"個性婚"知ってるよな」
その一言に緑谷の言葉が詰まった
轟「"超常"が起きてから第二〜第三世代間で問題になったやつ…自身の"個性"をより強化して継がせる為だけに配偶者を選び……結婚を強いる
倫理観の欠落した前時代的発想
実績と金だけはある男だ…親父は母の親族を丸め込み
母の"個性"を手に入れた」
彼の言葉を頭で消化し理解していく緑谷
どんどんとその先を予想して顔が青くなっていく
轟「俺をオールマイト以上のヒーローに育て上げることで自身の欲求を満たそうってこった
しまいにはAも巻き込んで俺のサイドキックにするとかほざいてやがる
うっとうしい…！そんな屑の道具にはならねぇ
記憶の中の母はいつも泣いている…
「お前の左側が醜い」と母は俺に煮え湯を浴びせた」
想像を絶する焦凍、そしてAの過去
自分の今までの経験全てを持ってしても理解の出来ない壮絶な過去だ
轟「ざっと話したが俺がお前につっかかんのは見返す為だ
しかもあのAもお前の事が気になってる
俺はそれだけの価値がお前にあるのか、見てる途中だ
…まぁ結果がどうであろうとAの為にも俺は上へ行かなきゃならねぇ
クソ親父の"個性"なんざなくたって……いや…
使わず"一番になる"ことでやつを完全否定する」
自分とはあまりに違う世界の話
目指す場所は同じはずなのに、2人はこうも違うのか
轟「言えねぇなら別にいい
お前がオールマイトの何であろうと俺は右だけでお前の上に行く
時間取らせたな」
そう言って焦凍はその場を離れて歩き出す
緑谷は考えていた
コミックだったら主人公だ、それ程の背景
轟君が轟さんに執着してるように感じるのはきっと彼が轟さんをエンデヴァーから守りたいからなんだ
きっと轟さんだって同じ様に轟君のことを…
壮絶な2人の過去に、
それに対し僕が言えることなんて…
緑谷「僕は…」
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杏夏(プロフ) - 絵、上手すぎですね！！羨ましいです✨どうやったらこんな絵が描けるのですか？教えてほしいですね！！！！！ (4月26日 21時) (
レス) @page29 id: d5c97d49df (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 絵上手すぎません? ヒロアカ担当のアニメーターさんですか? (2022年10月8日 2時) (レス) @page35 id: 7df2c50704 (このIDを非表示/違反報告)
けい - 続き楽しみにしています！ (2022年3月22日 15時) (レス) @page43 id: 04124863a7 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 絵も内容も素敵すぎる！！更新待ってますれ！！！ (2022年1月10日 12時) (レス) @page42 id: ee5d294950 (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐 - めっさ好きです！この作品に運命(？)を感じました笑 (2021年10月10日 21時) (レス) @page39 id: c7cac8184e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘党組
| 作成日時：2021年6月12日 19時
