酔いやすい ページ47
inリカバリーガール出張保健所
ﾘｶﾊﾞﾘｰ「起きたかい」
試合後、気を失ったAは救護室で目を覚ました
部屋の主であるリカバリーガールが彼女に声をかける
ﾘｶﾊﾞﾘｰ「アンタのそれは"キャパオーバー"さね
吐き気や目眩はあるかい？」
『いいえ…』
Aは問いかけに答えながらベットから身を起こした
ﾘｶﾊﾞﾘｰ「それにしても珍しいね
キャパオーバーすると脱水でもなく"酔っ払う"なんて
ほらお水だよ、お飲み」
『ありがと、ございましゅ』
そう、今リカバリーガールが言った通り
Aはキャパオーバーすると"酔っ払って"しまうのだ
今もそのせいで言葉を甘噛みしてしまった
個性を使いすぎると体が熱を持ち、意識が混濁する
また、足元がおぼつかなくなったり、時には吐き気や目眩が襲う
これは幼少期にキャパオーバーを起こした際にきちんと証明されている
訓練後に微熱を出し意識が混濁している様子のAをエンデヴァーが病院に連れて行き調べたのだ
結果それは個性を使い過ぎたキャパオーバーの際に起こる症状であり、更に精密に調べると
キャパオーバーを起こした彼女の体から
＿＿＿…微弱ではあるが"アルコール"が検出された
本当に微弱な物でコップ一杯所か、スプーン1杯分ほどの量なのだがそれでも彼女は酔っ払った
ので、将来も酒への耐性は無いだろうと言われた
あのエンデヴァーにさえ、
「お前は将来酒を飲むな」と忠告される始末だ
ﾘｶﾊﾞﾘｰ「これは何本だい？」
『さんほん…』
ﾘｶﾊﾞﾘｰ「…1本だよ。
こりゃ1人で行かしちゃダメだね」
リカバリーガールが指を立てて視界を確認した
彼女が立てた指は1本だったが、Aには3本に見えたらしい
酔いは回ったままのようだ
ｺﾝｺﾝ
ﾘｶﾊﾞﾘｰ「お入り」
部屋のドアが開き、1人の生徒が入って来た
ﾘｶﾊﾞﾘｰ「おや、いい所に来たね轟」
焦凍「Aは…」
ﾘｶﾊﾞﾘｰ「今目が覚めた所だよ
まだ酔いが覚めていないから、表彰式はアンタが連れ添ったげてくれ」
入って来たのは焦凍だった
Aが心配で様子を見に来たらしい
焦凍はリカバリーガールの言葉に頷き、Aに手を差し出した
彼女はその手を取って立ち上がる
焦凍「気分悪くねぇか？」
『うん』
焦凍「どっか痛いとこねぇか？」
『うん』
ﾘｶﾊﾞﾘｰ「アンタら早く行きな」
表彰式が始まるよ、と背を押されて外へ出た
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 718人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
杏夏(プロフ) - 絵、上手すぎですね！！羨ましいです✨どうやったらこんな絵が描けるのですか？教えてほしいですね！！！！！ (4月26日 21時) (
レス) @page29 id: d5c97d49df (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 絵上手すぎません? ヒロアカ担当のアニメーターさんですか? (2022年10月8日 2時) (レス) @page35 id: 7df2c50704 (このIDを非表示/違反報告)
けい - 続き楽しみにしています！ (2022年3月22日 15時) (レス) @page43 id: 04124863a7 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 絵も内容も素敵すぎる！！更新待ってますれ！！！ (2022年1月10日 12時) (レス) @page42 id: ee5d294950 (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐 - めっさ好きです！この作品に運命(？)を感じました笑 (2021年10月10日 21時) (レス) @page39 id: c7cac8184e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：甘党組
| 作成日時：2021年6月12日 19時
