勝敗 ページ41
Aが焦凍に向かって泳いで行く
焦凍は距離をとる為僅かに後退するが、Aのスピードでは意味をなさない
Aが焦凍の両頬に触れる
鼻先が触れそうな距離に焦凍が息を呑んだ
その油断をAは見逃さない
ﾊﾟｷﾊﾟｷ
焦凍「！っごほっ」
焦凍の体が頬から凍らされていく
彼の体は今、
服の繊維まで彼女の水で濡れている
つまりだ
相澤「…なるほどな。
轟姉の"個性"は水の温度や形を操る個性。
そして氷を作るには、まず前提にアイツの作る"水"があることが条件だ
相手を凍らせるとなると、その相手が
それを踏まえると、
全身凍らせるには相手を水浸しにするのが一番良い
服すらも濡れればより高い硬度で固められる
これは…上手く誘い込まれたな」
ﾏｲｸ「ナイス解説！！」
ﾊﾞｼｬｱﾝ
体をある程度凍らせると水の形を崩し焦凍は地面に落ちた
焦凍「っごホッ、ｹﾞﾎｯ」
水を吐き出しながら肺いっぱいに酸素を取り込む
焦凍は頬の周りと首から下まで完全に凍らされていた
唯一の救いは口や鼻を塞がれなかったことだ
ﾄﾝﾄﾝ
『使えば溶けるよ』
焦凍「！」
Aは焦凍の左に触れてそう言った
"
Aは今は敵である焦凍に助言をしたのだ
焦凍「(どこまでも…俺の事を…)」
目の前に立つAを見上げる
彼女は横に倒れたままの焦凍を見下ろして何もせずに立っている
今は攻撃のチャンスに違いないというのに。
焦凍は確かに迷っていた
"左"を使う事を、正しい事なのかと考えていた
緑谷の試合からペースが乱され、しかもその次の対戦相手は自分の大事な姉であるAときた
試合だというのは分かっている
しかし、Aに手を上げるという事は
"
焦凍は葛藤していた
緑谷「負けるな頑張れ！！！！」
客席から緑谷の声援が響いた
それに応えて焦凍が炎を灯し始める
Aも足を踏ん張り攻撃の為に水を作る
焦凍とAの"個性"がぶつかり合う
煙が立ち上がり勝敗がまだ見えない
ﾏｲｸ「轟焦凍は緑谷戦での超爆風を撃たなかったようだが、果たして……」
『(火…消した)』
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ『轟君場外！！よって＿＿…轟さんの勝ち！！』
大きな歓声が響いた
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杏夏(プロフ) - 絵、上手すぎですね！！羨ましいです✨どうやったらこんな絵が描けるのですか？教えてほしいですね！！！！！ (4月26日 21時) (
レス) @page29 id: d5c97d49df (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 絵上手すぎません? ヒロアカ担当のアニメーターさんですか? (2022年10月8日 2時) (レス) @page35 id: 7df2c50704 (このIDを非表示/違反報告)
けい - 続き楽しみにしています！ (2022年3月22日 15時) (レス) @page43 id: 04124863a7 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 絵も内容も素敵すぎる！！更新待ってますれ！！！ (2022年1月10日 12時) (レス) @page42 id: ee5d294950 (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐 - めっさ好きです！この作品に運命(？)を感じました笑 (2021年10月10日 21時) (レス) @page39 id: c7cac8184e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘党組
| 作成日時：2021年6月12日 19時
