ごめん ページ15
麗日「お疲れ！」
飯田「隣開けてあるぞ！」
緑谷「ありがとう！」
試合を終えた緑谷が観客席へ戻って来た
麗日達は労りの声をかけ、彼を開けておいた席に招く
麗日、飯田と並んだその横に緑谷は腰かける
緑谷「轟さん、隣失礼します…！」
『…ん』
そんな彼の右隣にはAが座っていて一声かけて緑谷は改めて席に着いた
『……』
緑谷の言葉に少しの間の後返事をしたAは何処かぼんやりと会場を見つめていて、その姿に緑谷も首を傾げた
緑谷「(轟さん…どうしたんだろう…
凄く、真剣な顔をしてる……と、いうか)」
両手指を合わせて口元に置く彼女を見て緑谷は考える
緑谷「(……
彼女の表情を見て一致する感情を考えた結果
緑谷はその答えに行き着いた
一見、分かりずらい表情の変化
あからさまな変化は顔に出ていない
それでも彼は気付いた
彼にとってAは少し気になる存在で
食堂のことがあってから視界の端に入れながら生活していた
そして焦凍からの話を聞いて
余計に彼女に対する関心は高まっていた
緑谷「轟さ＿＿」
ﾏｲｸ「お待たせしました！！続きましては〜」
彼の声はプレゼント・マイクのアナウンスで掻き消された
次の試合が始まるようだ
ﾏｲｸ「優秀！！優秀なのに拭いきれぬその地味さは何だ！
ヒーロー科瀬呂範太！！」
瀬呂「ひでえ」
ﾏｲｸ「
同じくヒーロー科ツインズの弟！轟焦凍！！」
『……。』
彼女は呼ばれた片割れを神妙な面持ちで見つめていた
ﾏｲｸ「＿＿＿＿START！！」
開始の声と共に瀬呂は個性のテープを作り出し、焦凍に縛り付ける
場外狙いの不意打ちの早業
焦凍の体は勢いよく引きずられて行く
轟「悪ィな」
が、焦凍は動いた
大きな大きな氷を会場を貫かんばかりに作り出した
これには教師陣も、
会場の観客も生徒も驚いて動きを止めた
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ「瀬呂くん…動ける？」
瀬呂「動けるハズないでしょ…痛えぇ…」
先程まで有利だった瀬呂も固められ身動きが取れない
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ「瀬呂くん行動不能！！」
Aが立ち上がった
目の前に立ちはだかる氷壁に手を添えてじわりじわりと溶かしていく
飯田「轟くん！ありがとう！」
麗日「ありがとう！」
皆、口々に感謝を伝えた
『うん、ごめん』
「「「？」」」
緑谷「轟さん…」
爆豪「…」
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杏夏(プロフ) - 絵、上手すぎですね！！羨ましいです✨どうやったらこんな絵が描けるのですか？教えてほしいですね！！！！！ (4月26日 21時) (
レス) @page29 id: d5c97d49df (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 絵上手すぎません? ヒロアカ担当のアニメーターさんですか? (2022年10月8日 2時) (レス) @page35 id: 7df2c50704 (このIDを非表示/違反報告)
けい - 続き楽しみにしています！ (2022年3月22日 15時) (レス) @page43 id: 04124863a7 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 絵も内容も素敵すぎる！！更新待ってますれ！！！ (2022年1月10日 12時) (レス) @page42 id: ee5d294950 (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐 - めっさ好きです！この作品に運命(？)を感じました笑 (2021年10月10日 21時) (レス) @page39 id: c7cac8184e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘党組
| 作成日時：2021年6月12日 19時
