分離の時間 ページ24
それはドスドスと音を立てて部屋に近付いてくる
焦凍はAを守るように再び強く抱き締めた
ｶﾞﾀﾞﾝｯ
炎司「A！！何故一度で返事をしない！！」
Aの肩が再び揺れる
部屋の襖を壊れそうな程勢いよく開いたのは
A、焦凍、冬美の父であり、
現Ｎｏ．2ヒーローとして名を馳せるエンデヴァーだ
そのまま足音を響かせ二人の元へ近付いてくる
そして
炎司「訓練の時間だ！！来い！！」
焦凍の腕の中にいたAを強引に引きずり出した
細い腕を強く掴まれ、Aは顔を歪める
焦凍「おい！！いい加減にしろよ！！」
勿論それを焦凍が黙っているはずがない
焦凍「俺らは明日も訓練があるんだ！！
お前と訓練してる暇なんか無ェ、Aを離せ！！」
炎司「ふん、なら明日の肩慣らしに丁度いいじゃないか
お前に休む暇などないA！！
お前は焦凍のサイドキック…いや、それ以上の
右腕として活躍する為に存在するんだ！！」
焦凍「チッ！
Aを物みたいに扱うなって言ってんだろ！！」
怒号ばかりが響き渡る
先程まで静かで心地よかったこの部屋はまるで地獄のような息苦しい空間に変わってしまった
Aは耳を塞ぎたくなる
でも掴まれている腕がそれを許してくれない
冬美「お父さん！焦凍も落ち着いて！！」
騒ぎを聞き付けた冬美が急いでやってくる
2人は、というより焦凍は今にも目の前の父に攻撃を仕掛けそうな程に眼孔を大きく開いていて
その視界の端には
腕を掴まれ重心を崩しかけているAがいる
冬美「お父さん！A今日は疲れてるの！
だから特訓は…＿＿」
炎司「その程度の授業がなんだ！
休む程の疲労なんか溜まってないだろう！！
そんな時間ほど無駄だ！！甘えるな！！
A！！
時間が勿体無い、早く来い！！」
『い"っ…！』
焦凍「おい…！！」
間を取り持とうとした冬美に怒鳴りつけ、
炎司が思い切りAの腕を引いた
Aからその痛みの声が漏れ出る
『……行く…いくから、早く…
＿＿＿＿＿＿…時間がもったいない』
何もかも諦めた様な暗い瞳で、Aがそう呟いた
一方で炎司はその言葉に気を良くして
Aの手を引いて道場へ向かい始める
轟「Aっ！！」
冬美「焦凍！！」
後を追おうとする焦凍を必死で止める
今追わせてしまえば、Aの行動が無駄になる
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羅鱶 - 絵上手い！凄い！見た時体固まりました!!目が好きです!!!可愛い！美人!!!!!尊敬する!!!!! (5月1日 20時) (
レス) @page4 id: f9cd9172e9 (このIDを非表示/違反報告)
ロエナ - 絵がお上手ですね！主人公ちゃんの見た目は顔のパーツがしょーとくんで色合いが冷さんみたいな感じなんですね！！これからも更新頑張ってください！！！！！ (2023年1月28日 23時) (レス) @page4 id: 222bdc0355 (このIDを非表示/違反報告)
ツキノ - え、、まって絵がまじで上手すぎる。。 (2023年1月19日 21時) (レス) @page4 id: e2732a4f31 (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴 - 絵がめちゃめちゃ上手い‼︎‼︎‼︎‼︎本家？え、これ本家ぢゃんってなった！オチは,,,爆豪ですかね、性格改変せずにイチャイチャ少なめの相思相愛的な,,, (2022年12月29日 9時) (レス) @page4 id: e85af83036 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - とても面白いです!!!!!!!!!!絵めっちゃ可愛い((o(｡･ω･｡)o))落ちは、爆豪推薦います！ (2022年10月23日 23時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘党組
| 作成日時：2021年5月14日 12時
