恐れていた展開 ページ10
『みんなしてそんな…。』
真「ま、無理に言う必要ねえけどな。どう考えてようと私は応援してる。」
『真希っ……!!結婚して!!』
真「やめとく。」
あっ、もう秒でフラれた。
パ「俺も応援してるぞ。まあお前らのことだからすぐに付き合いそうだけどな。」
『へえ…?』
パ「一緒に任務に行かない?って誘えばイチコロだろ。」
『いやデートじゃないんだよ。』
デート誘うノリで何が起こるか分からない任務に誘うな。
・
「いいね〜!青春だね〜っ!」
『……は。』
な、なんか今性格ちゃらんぽらんイケメン28歳児の声が聞こえた気がするけど無視無視。2年の教室に1年の担任がいるなんてそんなことないもんね。聞こえた気がするだけだよね。幻聴だね。
その声を遮断するように、声が聞こえた方にササッと背を向ける。
「え〜僕のこと無視?酷いなあ。」
『あ〜〜なんか幻聴が凄い…疲れてるのかな寝不足かしr…キャアアア触んないで!!セクハラ!!』
「え?これセクハラなの?」
せっかく幻聴だと思いこんで処理しようとしてたのに大きな手がポンと肩に置かれ、幻聴なんかじゃなかったんだと嫌でも実感する。
ちなみにセクハラの基準はちゃんと分かってないからこれがセクハラになるのか分からないけど私がそう思ったんだからセクハラだ。
五「A恵のこと好きなの?」
『…どっから聞いてましたか。』
五「さあ?」
『何発殴ったら記憶飛びますかね!』
ヤダ物騒〜〜って言うその言葉とは反対に楽しそうにニコニコ、いや、ニヤニヤしてる五条先生。今このタイミングでその顔は最高にイライラする。
パ「ドンマイ、A。」
そんな楽しそうな顔をするなパンダ。
五「ねえねえ、恵のこと好きならさ、今日1日1年と同じ教室で授業受けない?」
『え?何ですかそれ、そもそも好きだなんて言ってないですけど。』
五「まあまあ!楽しそうじゃん?」
そう言うが早いか、私の返事も待たずに私をいとも簡単に担ぎ歩き出す五条先生。
ほんとに自分勝手で気分屋で常識もない。だから28歳児って言われるんだよ止まって!!
『ちょちょちょっと待って!色々問題がある!ステイ!!』
五「んー?」
……あぁ、神様。どうか助けて。
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ミミック(プロフ) - 初めてこんなにコメ欄がギャグに染まってる所見たなぁ カオスだぁ (2023年1月6日 15時) (レス) @page13 id: 552a25aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ園(プロフ) - えむきちさん» しましょう....! (2022年2月21日 0時) (レス) id: 408f90cf09 (このIDを非表示/違反報告)
えむきち(プロフ) - 花ノ園さん» それは大変デス!もちろんですなんならお付き合いを前提に結婚しましょう!!!! (2022年2月20日 17時) (レス) id: 9e21612e9c (このIDを非表示/違反報告)
花ノ園(プロフ) - あまりにも好きすぎました。好きすぎて鼻血が出たので責任とって結婚を前提にお付き合いしてください! (2022年2月20日 16時) (レス) id: 408f90cf09 (このIDを非表示/違反報告)
えむきち(プロフ) - 胡蝶 恵さん» アッ。コメントありがとうございます。おそらく当たりですね!察して頂いた通りの結果になったかと!!笑 (2021年5月16日 22時) (レス) id: 9e21612e9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えむきち | 作成日時:2021年4月4日 18時