伏黒くん、愛が重いです【呪術廻戦】

やっぱり可愛い ページ8

伏「じゃあ何だよ。」

『えーっとその……虎杖くんのことは後輩としては好きだよ？でも恋愛感情は抱いてないというか…。』

伏「……ほんとですか、それ。」

『ほんとほんと！』

伏「…頭、撫でてた。」




私の言葉を聞いて少し目を見開いた後表情が少し柔らかくなったような、でも今度はちょっと拗ねた様子で目線を逸らしながらボソボソとつぶやく。




そんな伏黒くんに不覚にも可愛いと思ってしまう。今さっきまでの怒った伏黒くんはただただ怖かったが、こっちの伏黒くんは可愛い。昨日とは別の可愛さがある。





『い、嫌だった？』

伏「嫌です。」

『えぇ…。』

伏「俺以外の奴らにそんなことして欲しくないです。」

『ん゛っ！！！』



声を大にして言いたい。



可愛い！！！！！！！！




言いながらちょっと顔赤くなってる伏黒くんが可愛すぎる。本人はきっとまだ少しご機嫌斜めなのにこんなこと思ってしまって非常に申し訳ないが。






『うん、ごめんね、伏黒くん。約束するよ。』





その流れで伏黒くんの頭を撫でようとする＿＿＿＿







が、届かん。





昨日は私の肩に頭を乗せていたから手が届かない、ということは無かったけど、今は向かい合ってる状態で身長差もおそらく20cmくらいある。




だから背伸びをして思いっきり腕を伸ばし、伏黒くんの頭を撫でてあげる。




まあここまでして頭撫でるかって普通なるかもだけど、さっきまであんなに怒らせてしまっていたんだ。




ごめんねって気持ちを込めて、精一杯背伸びをする。






『ぬぬ……！！』

伏「……ふっ。」

『ちょ、何笑ってんの！』

伏「別に。可愛いなって。」

『…え。』

伏「じゃ。約束守ってくださいね。」






そう言って足早で去っていった伏黒くんの耳はほんのり赤く染まっていた。

恋って→←いつもと違う

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す