クソパンダが ページ5
真「よぉAさん。昨日はお熱い1日を過ごしたようで？」
『…はい？』
朝教室に入ってくるなり私の肩に肘を置いてニヤニヤしながら話しかけてくる真希。
お熱い1日？昨日？え、私何かしたっけ？
真「しらばっくれんのかよ。」
『いや待ってほんとに心当たりがない。』
真「…恵がAに抱きついたまま寮に歩いてってるところ見たってこいつらが言ってんぞ。」
狗「しゃけ。」
真希が棘くんとパンダを指差し、さされた2人はうんうんと頷いてる。あれ、1人と1匹か。いやそんなこと今はどうだっていい。
『嘘……見られてたの…。』
あのときは棘くんともパンダともすれ違ってないはず。だとしたら木かなんかの裏に隠れてたのか。いや、でも棘くんだけならまだしもパンダは大きいし隠れてても分かりやすい。
…ほんとにどこで見られてたんだ。全く気づかなかった。
冷や汗が頬を伝うのを感じる。
真「ハッ、やっぱそうなのか。」
『いや、違うのそれ誤解！』
パ「やることやってんなあ。」
『黙れパンダお前祓うぞ。』
狗「おかか。」
『棘くんはたまたま見ちゃっただけだもんね、しょうがないよね。』
パ「俺もたまたま見ちゃっただけだぞ！？」
『うるさい黙って。』
パ「酷っ…パンダは動物園じゃ可愛がられるんだけどな…。」
『動物園のパンダと同じにしないで。』
動物園に「やることやってんなあ。」とか言うパンダがいてたまるか。
真「そういやコイツ、昨日のAと恵のこと1年と五条に言いふらそうとしてんぞ。」
パ「真希！それは内緒にと____」
『は？』
言いふらそうとしてる？1年と五条先生に？
1年はまだしも先生にこんなの知られたら一生揶揄われるって。流石にそれはまずい。
『おいお前ちょっと面貸しな、校庭出ろやコラ。』
パ「オレ パンダ ニンゲンノコトバ ワカラナイ」
その瞬間教室から飛び出し逃げだすパンダ。何が人間の言葉分かんないじゃボケ。
『待てクソパンダ！！！！』
こうして始まった私とパンダの鬼ごっこ。
にしてもパンダの足が速くない？？随分パンダ離れしてる。いや日本語喋ってる時点でパンダ離れしてるけども。
『止まれクソパンダ！！』
虎「あれ！A先輩！なーにしてんの！」
お、いいところですれ違った！虎杖くん！
『虎杖くん！一緒にこのパンダを絞め殺してみないかい？』
虎「？なんか分かんねえけどやる！」
パ「おい！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 998人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミミック(プロフ) - 初めてこんなにコメ欄がギャグに染まってる所見たなぁ カオスだぁ (2023年1月6日 15時) (
レス) @page13 id: 552a25aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
花ノ園(プロフ) - えむきちさん» しましょう....！ (2022年2月21日 0時) (レス) id: 408f90cf09 (このIDを非表示/違反報告)
えむきち(プロフ) - 花ノ園さん» それは大変デス！もちろんですなんならお付き合いを前提に結婚しましょう！！！！ (2022年2月20日 17時) (レス) id: 9e21612e9c (このIDを非表示/違反報告)
花ノ園(プロフ) - あまりにも好きすぎました。好きすぎて鼻血が出たので責任とって結婚を前提にお付き合いしてください！ (2022年2月20日 16時) (レス) id: 408f90cf09 (このIDを非表示/違反報告)
えむきち(プロフ) - 胡蝶 恵さん» ｱｯ。コメントありがとうございます。おそらく当たりですね！察して頂いた通りの結果になったかと！！笑 (2021年5月16日 22時) (レス) id: 9e21612e9c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えむきち | 作成日時：2021年4月4日 18時
