One Kiss (ページ27)

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亮｢俺とゆいは幼馴染で、親同士も仲が良かったんだ。そして同じモデルという職業に憧れて夢を叶えようと2人で頑張った。夢が叶ってゆいはトップモデル、俺はまだ下っぱのモデル。ゆいの夢が叶って俺は素直に嬉しかったんだ。そして辛い時もお互い支え合っていて、幼馴染という壁があったけど俺らは付き合った。最初は幸せだった。でもいつしかお互いの時間が合わなくなり、すれ違いの日々。そんな時に俺は先輩と一緒にクラブへ行ったんだ。そしたらそこに、ゆいと男がキスしてた。そこから俺もアイツに対する当てつけのように知らない女と関係を持ったりした。アイツと別れてからはそういう事も辞めたし今は全く関係ないから。｣

あ｢話してくれてありがとう。まさかそんな事があったなんて知らなかったから、驚いたけど。今はなにも無いんだったら信じるよ。｣

亮｢ありがとう。｣

この時の私はこの人を何があっても支えようと思った。

そしてまた幸せな日々が送られ、太輔くんとも3人でご飯に行ったり、HARUさんと4人で行ったりして今まで以上に仲を深めていた。

そしてついに事件が起こる。

いつものように仕事を終え、亮の住むマンションへと行きご飯の支度をすませ寛いでいると…
澤野亮！熱愛発覚！

テレビから聞こえてきた声に驚きを隠せない…

しかも、顔にモザイクはかけられているが自分だとわかる写真が。

そして、ファンの皆さんの声を聞くと泣いてる人も居るし、喜んでくれてる人もいる。
何千万人といるファンの方を私は悲しませてるんだ。

亮が帰ってきて話し合うが…お互いの意見が違いしばらく距離を置くことに…
幸い私だとわかる人は少なく、普通の日々を過ごせていたが、心配した太輔くんとも報道に出てしまった。

これ以上迷惑をかけられないと思い、亮とも別れしばらくは亮と仕事をする事を避けていた。

そして、半年が過ぎようとした頃にHARUさんから専属をやってみないかと言われ、話を聞いてみると太輔くんのグループだった…

迷ったし、太輔くんにまで迷惑を掛けてしまったから断ろうと思っていたら…太輔くん直々のお願いだった。
とりあえずやってみるとHARUさんに伝えたら来週からやってもらうと。
HARUさんも心配してくれてたけど、私情は挟まない！これを心に決めキスマイの専属になった。

そして今に至る。
なので、昔のことを思い出してしまうのだ。彼はアイドル。どうした方が1番いいのだろう…

そんな事を考えていたら朝を迎えてしまった